前回のあらすじ
間人率いる軽子坂高校電算部は、
人工知能バロウズを駆使し、世間を賑わせる怪盗団の正体を暴くべく
活動しました。
軽子坂高校 電算部
怪盗団の予告状に似た一番古い画像を発見しました
高校生!?
俺らと同い年かよ・・・
秀尽高校・・・
ああ ここ杏ちゃんの母校じゃん!
杏ちゃん?
知らねーの? ファッションモデルでスタイル抜群!しかもクォーターだから人気なんだぞ
いや 水着にならないならいいッス
男子 話そらさないで
「この事件の前に何か変化は?」
転校生が一人転入しました
転校生?
傷害事件により転入 保護観察中です
よくそんなの入れるな・・・
警察のデータベースにアクセス・・・
照合完了
こいつか!
大人しそうで暴力振るうとは思えないわ
いや そういうのに限ってだな
「この体育教師の悪行に みんな知ってても見て見ぬ振り」
「そして部外者の彼が悪事を知って なんらかの方法で成敗した どうだろう?」
さすが部長 その線イケてます!
でも 私も同じ立場だったら見て見ぬ振りするかも・・・
んで味をしめて徐々に成敗相手を大きくしていった! って感じっすね
「ああ 試しにこの人のスマホにアクセスしてみてくれ」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
ハッキング不能 なにかしらの強力なアプリケーションが作動中です
な なんだってーーー!!
いきなり当たりかよwwwwwwwww
同高校の生徒のスマートフォンにて同一のアプリをインストールしている生徒を数名確認
坂本竜司
高巻杏
新島真
奥村春
以上 四名です
ええええええ!! 杏ちゃんもかよ・・・・
これは・・・・クロですね・・・
「ああ でも怪盗チャンネルがハッキングできないからまだいるはずだ」
ですね
「バロウズに頼りすぎるとハッカーに感づかれるからしばらく止めよう」
じゃあ どうするんです?
「とりあえず 帰りがてら秀尽高校周辺をチェックしよう」
やべ! 探偵っぽくなってきた!
明智なんかより俺等の方が優秀だぜ!
俺等じゃなくてバロウズのお陰でしょ
いや ディープラーニングしたの俺たち・・・
「みんな 落ち着いて 怪盗団全員が判明したわけじゃないから接触は禁止」
了解です
「ということで着たけど なんでお前までついてくるわけ?」
「護衛ヤッサ!」
「いや 護衛要らないし・・・」
「相手は正体を隠す怪盗団!」
「目には目を! 歯には歯を! 変装には変装を!」
おお!
ジャーーン!
ハッピーハロウィーン
「ハロウィンといえばお前の熱風のジャックランタンが出番のはずだが・・・」
「もう飽きたヤサw 嗜好を変えるヤッサ」
「でもこれはいい!」
「意外な反応・・・・ アラハバキはお兄ちゃんのガーディアンだったしね」
「うん・・・多重で緊急用にリカームドラ積んでたけど使いまくられて結局パッシブに変えたっけ」
「んじゃ お面を被って調査開始ヤッサ!」
「おい 宛てもなく行くな」
つづく