姥捨て山 | みぢから

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真・女神転生IMAGINEの
ケルベロス世界で活躍するクラン御力の活動記録です。

聖都アルカディア



「今日は御伽噺をします」

パチパチパチパチパチ

昔々、ある地方に姥捨て山という年老いた親を山に捨てる風習がありました。



そこに出来の悪い御玖莉という僧が住んでおりました。
御玖莉の親も年老い、僧侶とはいえ風習に従い山に捨てる日がやってきました。


「おっかあ 許してくんろ・・・」

「仕方ない事ぢゃて・・・」

御玖莉の親は 息子が帰り道に迷わないように小枝を折って道しるべを作りました。

「やれやれ・・・おっかあ お互い 化かし合いは止めよう」

「何のことだい」


「おっかあの折ってる小枝・・・それは天孫降臨から続く神事の奥義だ!」

「おやおや 判ったかい・・こうでもしないとお前は成長せんからねえ」

「俺は奥義よりおっかあが大事だ 本当に捨てる馬鹿が多いけどな(笑) 床下に隠れればいい」

「ありがたいけど 奥義を継承せんには安心して暮らせんよ・・・」


「任せろ! 枝の折り順は元素を物質化させる順番! おっかあに見せてやるぜ!グッド!


キラキラ象力形来!キラキラ 

ドヒューン!



「あれ・・・まだ小さいあせる

「それぐらい出来れば大したもんさ・・・その力でお殿様とこの国を守るんだよ・・・」


「とっととかえ・・・ !? お  おっかあ? おっかああああああ!!」

おしまい