新国バレエも満員御礼。子供たちも劇場に戻ってきて、華やかで幸せな空間でした。怪我で休演していた速水渉悟君も復活して元気に踊っていました。日常公演が戻ってきて嬉しい反面、宝塚からは星組公演が中止になったとのニュースも入ってきたりしていて、まだまだ油断大敵。
今回は「日常って素晴らしい」を実感する公演で、今日に限ってはロールデビューのダンサーもいなくて盤石の体制、別日や別作品で王子を踊るダンサーもいれば、シンデレラ役にキャスティングされているダンサーもいてお得感満載ながら、作品は新国の十八番だし、演出も演奏もダンスも手慣れたもの。それでいて手抜き感はまったくなく、観る方は安心して夢の世界に身をゆだねるだけ。ストレスフリーで観られることのありがたさといったら!!!
ダンサーの特性なのか、今日はアグリーシスターズが大人しめで、むしろ「世間知らずの可愛さ」が垣間見えて、アシュトン振付のお馴染みのプロダクションながら、新国バレエならではの解釈や表現を感じました。バレエ団としてのカラーが出てくるのってワクワクします。