チラシによると「賞賛と誤解だらけの、20世紀最後の巨匠」なんだそうです。お育ちの良い伯爵様で、幼少の頃から一流芸術家との交流があったらしいんですが、それゆえか、バルデュスは美大などに通わず自己流で絵を描いた人。自己流がでたらめとなるか、天才となるかは紙一重。とりあえず、美術のド素人にはスキャンダラスな絵としか見えなかったんですが。。。とりあえず、ホロヴィッツやアルゲリッチも真っ青になる位「マネしちゃダメよ!」なアーティスト。
一通り眺めてみての感想なんですが、骨格を無視した体の向きやバランスが自由自在なこと、目が死んでいて表情が虚ろなこと、おまけに不自然なポーズにはだけた服。何だかレイプされた女の人みたい。おまけに、少女がメインのモデルだったりするので、SMというか、ロリータというか、とにかくエロイ。芸術は多々にして猥褻ですが、この人はかなりぶっ飛んでます。服を着ている場面でも、何気に(というか、かなり露骨に)凌辱や性交を表現していて、結構ドキドキ。それでいて、風景や建物はかなりリアルに描く人なので、余計にオタク色が強いといいますか、アキバでフィギュア好きな人って感じ。本人は「エロティック」と言われるのを嫌がったとのことですが、ごめんなさい、男目線のエロスにしか見えませんでした。
そういえば、この人、タイプの女の子を脱がしてはモデルにして、関係を持って、で、その人が年を取るとまた若い子に手を出して、というやりたい放題のプレイボーイなのですが(イケメンで伯爵様とあってはそりゃモテるでしょうよ)。最後の結婚は59歳の時に25歳の日本人と。やっぱり若い子好き。って、ゲスの勘繰りをしてしまいますが。でも、節子夫人は若いころにはモデルとして脱いでいるようですが、結婚してからは着物(バルティスの趣味だったとか)で通し、大和撫子な落ち着いた奥方様。セレブは日本に来てからもセレブでして、勝新太郎や里見浩太朗に贈られたという着物も展示されてます。
展示といえば、最近の美術展ではアトリエの再現が流行っているみたいなんですが、バルテュス展もアトリエを再現してました。大きさといい、斜めに切り取った形といい、舞台装置そのもの。何だか、今にも市村正親が登場してお芝居を始めそう。この装置、照明にも凝っていて、昼~夜と光が変化して、これ、日当たりの悪いアパートにも導入してほしい仕掛け!
【展示内容】
第1章 初期
第2章 バルテュスの神秘
第3章 シャシー~田舎の日々~
第4章 ローマとロシニエール
【会期】
2014年4月19日(土)~6月22日(日)
【会場】
東京都美術館 企画展示室
【開館時間】
9:30~17:30
※毎週金曜日は20:00まで
※入館は閉場の30分前まで
【休館日】
月曜日、5月7日(水)
(ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開室)
【主催】
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
NHK
NHKプロモーション
朝日新聞社
【後援】
スイス大使館
フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
【協賛】
凸版印刷
三井住友海上
【協力】
エールフランス航空
スイス インターナショナル エアラインズ
全日本空輸
日本貨物航空
【巡回先】
2014年7月5日(土)~9月7日(日) 京都市美術館
【公式サイト】
http://balthus2014.jp/