【ART】レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想@Bunkamura ザ・ミュージアム | てるみん ~エンターテインメントな日々~

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 ヴィンチ村のレオナルドおじさん一門の展覧会。世界一有名な肖像画「モナ・リザ」を描いた巨匠の「美の系譜」に焦点を当てた展覧会で、レオナルド・ダ・ヴィンチ(現存する作品は十数点のみだとか!)、弟子やレオナルド派の画家によって描かれた約80点の作品が集められました。多すぎず、少なすぎず、調度良いボリューム。約9割が日本初公開という貴重な機会。いそいそと出かけてきました。

 中でもチラシやチケットに描かれた「ほつれ髪の女」は理想の女性像として描かれたものらしいのですが、とってもシンプル。いや、シンプルだからこそ美しさが際立つのかもしれませんが、タイトルに反して髪の毛部分は描きかけのような印象を受けました。でも、この今にも動き出しそうな動きのある線に魅了されませんか? 彼女以外にも、レオナルド・ダ・ヴィンチの描く絵は、空白を活かしたものが多いことが非常に印象的でした。

 鉛筆で描かれた下絵のような絵の数々も素晴らしかったけれど、やはり圧巻だったのは、20点近くもの「モナ・リザ」を集めた部屋。あまりに有名であるがゆえに、コスプレやパロディ作品も溢れているこの肖像画、オリジナルから模写、左右対象のもの、若いもの、ヌードのものなど、これほどまでにあれこれ描き分けられた女性もそうそうおりますまい。それにしても、「目は口ほどにものを言う」ではありますが、神秘的なまなざしの女性に囲まれて、ちょい酔っ払い気味。

【展示内容】
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代の女性像
レオナルド・ダ・ヴィンチとレオナルド派
「モナ・リザ」イメージの広がり
「裸のモナ・リザ」、「レダと白鳥」
神話化されるレオナルド・ダ・ヴィンチ

【会期】
2012/3/31(土)-6/10(日)
【会場】
Bunkamura ザ・ミュージアム
【開館時間】
10:00-19:00(入館は18:30まで)
     毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
休館日 4/23(月)のみ休館
【主催】
Bunkamura、毎日新聞社、テレビ朝日
【後援】
外務省、イタリア文化財・文化活動省、イタリア大使館、アメリカ合衆国大使館、
スポーツニッポン新聞社、J-WAVE 81.3FM
【協賛】
鈴与グループ、損保ジャパン、大日本印刷、宝島社、azbilグループ
【協力】
アリタリア-イタリア航空、東急ホテルズ、日本航空
【お問合せ】
03-5777-8600(ハローダイヤル 8:00-22:00)
【巡 回 先】
2011年11月3日(木・祝)-12月25日(日) 静岡市美術館
2012年1月5日(木)-3月4日(日) 福岡市美術館
【公式ホームページ】
http://davinci2012.jp