僕は、子供の頃よくプロレスを見ていました。
リアルに会場へ見に行ったことも数回あります。
しかし、女子プロレスは、ブームがあったにもかかわらずあまり興味がありませんでした。
今では、男子も女子もプロレスは見なくなりました。
そんな僕がここ数ヶ月くらい女子プロレスの放映をテレビで見る事になりました。
きっかけは、興味のあったジュリア選手を見たいと思ったからです。
深夜に放送されている時間帯だったので、一度切りの録画で見る予定が、その他の選手の試合も凄くて結局毎週録画が継続しています。
ジュリア選手は、その放映されている団体から離れ、新たな団体へ移籍されたためテレビで見る事ができませんが、今も残る選手たちの試合を見ています。
ジュリアの事を知ったのは、女子プロレスラーであった故木村花選手への哀悼の意に触れた時でした。
ご存知の通り、木村花選手は、バラエティー番組に出演のおり、心無い視聴者からの中傷により自ら命を絶たれました。
プロレスラーと言えども、人間であり、心の弱さと繊細さを持ち合わせています。
私たちの目にする姿は、ほんのその人の一面でしかなく、特に戦う勇ましい姿は、リング上だけだと思います。
そのイメージのままに他者はその人を判断し、そのイメージを売りにビジネスに反映しようとするわけです。
先の団体の放送では、選手がゲストとして放送席に座ることがありますが、その受け答えは、当たり前ですが、リング上の雰囲気とはまったく異なっています。
ジュリア選手の時は、その言い回しなどは、リング上のイメージとあまり変わりませんでしたが、それはキャラの性だと感じました。
僕の想像ですが、本当の彼女はまた違った顔を持っているのだと感じます。
ハーフであった彼女は、子供のころから長期間の虐めにあい苦労されたようです。
その後、紆余曲折があり現在の姿があります。
今は、とても強いレスラーです。
先日、移籍後初めての旗揚げ戦があったようですが、手首を負傷され今は余儀なく休戦中らしいです。
手首骨折に関わらず、試合ではそんな素振りも見せずに最後まで戦われたようです。
彼女の試合は、とにかくブチ切れているという感じです。
圧倒的な力と力のぶつかり合いの中で勝利をつかむ姿は、並の覚悟ではできないでしょう。
もちろん、他のレスラーもそうなのですが、その中でも彼女は頭一つ出ているような気がします。
前団体ではしばらくチャンピオンの座についていましたが、いつも、失うものはないが如く前だけを向いていたような印象を受けます。
今だけを一生懸命に生きていたように感じました。
若いレスラーは限界が浅く、これで終わりだな・・・と思ったところで立ち上がることができません。
しかし、強いレスラーは、皆、まだ終わらないのか・・・と思うほど何度も何度も立ち上がってきます。
彼女達は、本当に今を生きているのだと思います。
命の燃焼を感じます。
それが僕の視聴を続ける理由です。
彼女らの頑張っている姿を見るのが好きなのです。
彼女らは、リング上で相手と交わりながら、いつも自分と戦っているのだと思います。
彼女らは、まさしく戦士だと感じます。
戦士というと何もレスラーやスポーツ選手だけではないと思います。
この社会では、いつも何かと戦っていないと生存が難しくなってしまいます。
仕事もそうだし、子育てもそうだし、ライトワークもそうです。
いつも自分との戦いの中で、新しい自分を発見したり、力を身につけたりします。
本来は戦いの中ではなく、愛情の中で、そういった成長が望ましいと思いますが、今の社会ではその領域はまだ少ないと感じます。
特にライトウォーリアにとって、この惑星は、最後の戦場となっており、人々が気付かない領域で戦っています。
過去の戦士は、剣を持って戦いましたが、現在の戦いは、血を流さない戦いです。
僕の周りの女性たちは、皆、ライトウォーリアだと感じます。
本当に勇敢に戦っていると感じます。
勿論、剣ではなく、女神のエネルギーを使ったそれぞれの戦い方で、遂行しています。
そういった女性ライトウォーリアも先の女子プロレスラーと同じく、リングを下りれば一人の女性であり、その姿は彼女の一面でしかありません。
その一面だけで、その人を判断すべきではないのは言うまでもありません。
女性故に誰もが繊細さを持っています。
だから、身近な男性が盾となりその活躍できるエネルギーフィールドを守らないといけないと感じています。
先の女子プロレス団体には、ロッシー小川氏という代表が務めていました。
この方が、新しい団体を立上げ、その最初の興行が先ほど行われました。
ロッシー氏のことは、全く知りませんが、彼の立上げに対してジュリア選手をはじめ、何人かの看板レスラーが同行し、また多くのレスラーが新しい団体に参加したようです。
ロッシー氏の度量がなければ、彼女らも付いていくことはできなかったでしょう。
レスラーが自分を輝かせることができるのも、ロッシー氏の器があってこそです。
僕は、彼のようにライトウォーリアが活躍できる場を提供することはできませんが、彼女らが安心して活動できるように可能な限り盾になりたいと思っています。
自分の安全圏であり陣地の中で、彼女らを匿うのではなく、彼女らが自分の使命を果たせる場所に同行して盾となる方を選びたいと思っています。
それが僕にとっての女神を尊重し、女神を大切にすることだと思っています。
何故なら、彼女らが本当の姿を現している時こそ、女神が現れている瞬間なのですから。