本当は昨日は、映画の後、

自由が丘の「立呑み中華 起率礼」

に再訪するつもりだった。

 

が、あの時に

あまりにいいお店だったために

浮かれて歩いていたせいか

落とし物をしてしまい

金曜日に、碑文谷警察署から

「届いている」という電話があって

 

映画の前に私だけ1時間早く出て

碑文谷警察署(都立大と学芸大のちょうど間くらい)

に行った時に

 

通りかかったのがこのお店。

 

この入口の雰囲気、

看板の書体

からピンときて

 

貼りだされているメニューを熟読したところ

 

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こりゃたまらん!

と思って、その場でスマホから予約した。

 

映画終わって行ったら

 

あの瞬間に予約した自分を

ほめてあげたい!

 

ぎりぎりまで攻めた生ビール

 

お通しは、キクラゲと三つ葉のお浸し

 

これが、味も香りも食感も爽やかで

食欲をかきたてるったらありゃしない

 

「やっぱり、お通しがお刺身盛り合わせ、とかより

こういうのがいいよねえ…」(←しつこい)

 

ほぼすべてのお客さんが注文していた

「気まぐれおつまみ三種盛り」

 

チャーシューと搾菜の辛味葱

 

搾菜が隠し味になってて

チャーシュー、玉ねぎとの取り合わせが絶妙

 

スナップエンドウの梅水晶和え

ダンナが一口食べて

「歯触りがすごくいい!」

と驚いていた。

 

本当に、スナップエンドウが

シャキシャキでみずみずしくて

梅水晶のコリコリ感ともあいまって

塩気担当でもいい仕事してる

 

金柑の白和え

 

間違いない味。

(隣のお客さんが、単品で追加注文してた)

衣にほんの少し、チーズの味がした。

 

そしてこの夜、私が一番感動したのがこの

ヤリイカの旨煮

 

あまりのおいしさに、単品注文しようとしたけど

 

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メニューに見当たらず…

 

どうやら盛り合わせ用の料理だったらしく

がっかりしてたら

ご主人が他のスタッフに確認して

「単品で出せるそうです!」

とおっしゃってくれて

 

思わず、合掌(マジで)

 

 

この料理は、ぜひとも日本酒で飲みたい!

と思い

 

こちらを注文。

 

が、このあたりからお店が混みだしてきて

あっという間に満席になり

なかなかヤリイカが来なかったので

日本酒を温存するために

 

瓶ビールを注文

 

雪室熟成じゃがバター

 

雪室熟成じゃがいもを初めて食べたのが

学芸大学のレインカラー

あの時も驚いたけど

 

 

本当に甘くてねっとりしておいしい…

 

※この後、このジャガイモの実力を

別の料理で思い知ることになるとは

この時は知るよしもない私たちだった。

 

肉厚椎茸しゅうまい

 

メニューに☆印がついている、この店のおすすめ料理のひとつ。

なので、これもほぼ全員が注文してた。

 

厨房が見える席なので、カットするところが見えていたのですが

最初はその大きさに

「おにぎり...?」

「なぜに、おにぎりを

4分の1にカット…?」

と不思議に思ったくらいのビッグサイズ

 

酢醤油につけて食べる

 

 

さすがおすすめ品、

見てもらえればわかる、ジューシーさ。

 

もうひとつの☆付きおすすめメニュー

ホタテのコロッケ

 

これ、「よく揚げられたな」と思うくらい

トロトロのやわらかいソースで

しかも、甘みがあってめっちゃおいしいホワイトソース

と思ったら、ご主人が

「さっき召し上がった、雪室熟成じゃがバターを使っているんです」

とのこと。

 

あれがこうなるのか!

とまたびっくり。

 

びっくりといえば、このお店、

温かい料理の時のお皿はすべて、

蒸し器で直前まで温めているんです、

 

茶つぼでそうしているのは知っていたけど

こういう居酒屋さん業態で見たのは初めて。

 

待ちわびていた

ヤリイカの旨煮

がついに登場!

 

ぷりっぷりで

やわらかくて

旨みたっぷりで

 

 

ほんのり柚子の香りがきいた

この残り汁までおいしくて

飲み干して、ダンナにも勧めようと思ったら

ダンナもすでに飲み干していた。

 

お寿司のネタでイワシが一番好きな私が頼んだ

イワシの塩茹で

 

 

焼き魚でも煮魚でもなく

茹でた理由がわかる。

イワシの身のおいしさをそのまま味わいたいもんね

 

一人で来ていたお年寄りの男性客が飲んでいた

このお酒、

ラベルが目にやきついてしまい

「あの、割烹着のお酒、お願いします」

 

ほんとうの名前は

鯉川 純米吟醸 あたためますよ

なんだけど、

「割烹着のお酒」で一発で通じて

ご主人とスタッフさん、爆笑。

 

 

忙しいのに、ご主人自ら注いでくださって

ありがたいやら、申し訳ないやら。

 

肉豆腐

 

じつは、注文してたことも忘れてた…

これと白いご飯で定食にしてもらいたいほどの

ボリューム感と、おいしさ

 


オクラに巻いた太刀魚のフリット

 

太刀魚って、淡白だけど独特の美味しさがあるじゃないですか。

それにオクラのねっとり感が合わさって最高

 

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レモンサワーを注文

 

ご主人が「厨房が丸見えの席で申し訳ありません」

恐縮されていたけど、

 

いえいえ、

イケメン料理人さんがお料理している

手元を見ながら待てる席なんて

最高オブ最高じゃないですか!!

 

なんなら次回もこの席にしてもらいたいくらい

 

 

そしてダンナのリクエスト

 

浅利と菜の花の炊き込みご飯

 

 

ああああ染みるわーーー

 


干しイチジクとプルーンのバターサンド

 

「プルーンが無くなったので、

干し柿のバターサンドでもいいですか」

といわれたけど、

稀代の干し柿好きのダンナにとっては

むしろ超ラッキー

 

 

当然、食べきれなくて残したのですが

ラップで包んだ後、アルミホイルで

こういうかわいい形にしてくれた。

 

「あまり意味ないですねwww」

と苦笑されてたけど

でも、ちょっとでもいい感じで

持ち帰ってもらいたい

という気持ちが伝わって

じんとした。

 

このお店、お料理はどれもはずれなく素晴らしかったけど

同じくらい、

ご主人と、スタッフの男性2人の人柄が

素晴らしかったんです…!

 

スタッフの男性も、アルバイトの若い方じゃなく

ご主人と同年代で、

対等に、でも敬語で、

どんなに忙しくても穏やかな感じで

言葉を交わしていらっしゃるのも、よかった。

 

だからお店全体が落ち着いているんだな、と。

同じ都立大学で、駅をはさんで反対側の

「メデ・イタシ」も同じだった、

 

そう考えると、

活気がありすぎてちょっぴり疲れることもある

学芸大学のお店よりも

都立大学のお店のほうが年代的に

私たちには合っているのかも。

 

ご主人に、

「落とし物を碑文谷警察に取りに行って

 

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拾得物の保管係が土日はいないから

平日に来て

と言われてがっかりしながら戻った時に

ここを見つけたんで、

落とし物をしてよかったです」

と言ったら

 

「落とし物をして、拾い物をしましたね」

 

うまい!

座布団3枚。

 

そして今日、飲みすぎでちょっと二日酔い。

ご主人の穏やかな笑顔とともに

♪飲みすぎたのは、あなたのせいよ♪

というフレーズが頭の中でリフレインしている…