焼鳥でなく薪鳥の薫りをお持ち帰り下さいと言わんばかりのさすがすぎる構成☆薪鳥新神戸＠麻布十番

東京広尾の「肉匠堀越」が手掛ける「鈴田式」に続く3号店は新ジャンルと言っても良い「薪鳥」。

焼鳥ではなく薪鳥

薪で焼く鳥。

ボーイスカウトの経験もないから薪で焼く鳥なんて食べたことないので、めちゃくちゃ気になってOMAKSEから即予約。

タイミングよく訪問できたが、すでに年明けの予約も埋まってるとか。

さて、迎えた当日。

午前中に仕事を納め、昼からのぞみでGOTO東京。

最寄りの麻布十番駅に到着し、ネット情報も少なかったが事前調べ通り2番出口を出たがキッチリ迷った(笑)

なので、行かれる方が同じ轍を踏まないように…下記にお店までのルートを記しておく。

お店は駅から徒歩すぐだが、かなり分かりにくい。
路地奥の一軒家を改装して看板も無いので入店はかなり恐る恐る。

（あとからネットで調べると、入り口にある照明器具の側面に屋号が表示されていた）
だが、この”隠れ家感”が食べる前から気持ちを高ぶらせるエッセンスとなっているかのよう。

絶対ここだろうとは思いつつも、なかなか入る勇気がわかない。。

もし違ったら最悪やしなぁ、、、

と、思いつつ、恐る恐る入り口を開ければ中から元気な声で「いらっしゃいませ！」

そして小さな暖簾が。

いやぁ、ほっと一安心。。。

民家だったらどうしようかとか色々と考えた(^^;

まずは喉に潤いを。

ビール2種を速攻で。

今日、大きくしくじったのはデジカメを忘れてきてしまったこと。

携帯カメラを使いこなせずピンボケ連発、、、悪しからずご容赦を…

薪火が際立つ、やや照度低めのカウンター8席程度にまだ開放していない2F個室（6名ほど）
コロナの影響と薪焼きと言う（時間のかかる？）特性から現在はカウンター4席で営業。
客としては非常にありがたい距離感で愉しめる。

焼き手は和食20年の経験もあり、東銀座の人気焼鳥店ヨシモリの焼き手でもあった疋田豊樹氏。
「焼いてる時ずっと背中向けてるんで寂しいんですよね。薪焼の宿命ですね～」
柔和な笑顔と優しい語り口調で場を和ませてくれる。

この日頂いたのは…
○高原比内地鶏もも
○高原比内地鶏ささみたたき
○長州地鶏レバー
●鶏シュウマイのお椀
○長州地鶏まるはつ
○長州地鶏さがりハリッサ
●とうもろこし（ピュアホワイト）のすり流し
○名古屋コーチン砂肝網焼き
○薪焼きブロッコリーチェダーチーズ
○薪焼きパンと鶏のリエット
●夏野菜のそうめん鶏のジュレ
○高原比内地鶏おび（内腿）
○ねぎま
●万願寺とうがらし煮浸し
●土鍋そぼろごはん
●シャインマスカットの果実飴
●自家製生キャラメル
●金萱茶
●土鍋そぼろごはんおにぎり（お土産）

鶏を薪で焼くというスタイルは斬新で、その調理姿はダイナミック。
炭とは違う独特の香りも愉しく思わず頬がほころぶ。

丸で2週間寝かした素材ながらビックリするほどのジューシーさで弾ける旨さ。
好みの問題だが、時折、火入れに疑問を抱く部位もあったが、逆に抜群のものも。
薪の特性を掴み、自在に操り出したら手のつけようがないほど旨いものが出てきそう。

薪を入れ替えるタイミングで出される一品も十分に美味しく季節を愉しめる。

美しい器を見ながら過ごす時間も実に贅沢。

〆の土鍋ご飯の中に薪が入っているがしつこくない。

薪の薫りの串を食べ、徐々に慣れてから最後の〆として丁度に感じるもって行き方。

そう、言うならば薪の薫りをお持ち帰りください、とばかりに。

さすがにお上手です。

お料理は、コースで12000円+サービス料10%
予約はOMAKASEからのみ。
次回予約は2022年3月以降とか。
もっと予約しておくべきだったと後悔するほど次回への期待感を抱かせる新店。

※写真、動画、口コミ許可済み

高原比内地鶏もも