こんにちは、令和の星ブログの管理人です。今回は、高校野球の春のセンバツで23年ぶりに本塁打0で優勝した健大高崎（群馬）の快挙と、ここ3年のセンバツの本塁打数の推移について考えてみたいと思います。
低反発の新基準バットが導入されたセンバツ
今年のセンバツ高校野球から、重大事故防止のために低反発の新基準の金属バットが導入されました。このバットは、従来の金属バットよりも飛距離が約10メートル減ると言われています。その影響で、今年のセンバツでは本塁打が激減しました。
今年のセンバツの本塁打数は、ランニングホームランを含めてわずか3本でした。柵越えの本塁打は、豊川（愛知）のモイセエフ・ニキータ外野手（3年）と神村学園（鹿児島）の正林輝大外野手（3年）の2本だけでした。ランニングホームランは、大阪桐蔭（大阪）の境亮陽外野手（3年）が放ったもので、これはセンバツ史上初の記録となりました。
ここ3年のセンバツの本塁打数の推移
ここ3年のセンバツの本塁打数を見てみると、以下のようになっています。
ここ数年の本塁打数
第96回(2024年)：3本
第95回(2023年)：12本
第94回(2022年)：18本
第93回(2021年)：9本
第92回(2020年)：中止
第91回(2019年)：19本
第90回(2018年)：20本
第89回(2017年)：23本
第88回(2016年)：16本
2020年のセンバツは、新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、代替大会として「センバツ甲子園高校野球交流試合」が行われました。この大会では、本塁打が3本出ましたが、そのうちの1本はランニングホームランでした。2019年のセンバツでは、本塁打が19本出ましたが、そのうちの1本は準決勝でのサヨナラ本塁打でした。
低反発の新基準バットの導入だけでなく、他の要因も関係していると考えられます。例えば、投手のレベルの向上、守備力の高さ、打撃戦略の変化などが挙げられます。
春のセンバツと夏の甲子園のホームランの比較
春のセンバツと夏の甲子園では、ホームランの数に違いがあります。一般的に、春のセンバツは夏の甲子園に比べてホームランが少なくなります。これは、以下の理由が考えられます。
春のセンバツは、全国の強豪校が招待されるため、投手力が高く、打者が打ちづらい。 春のセンバツは、3月に行われるため、気温が低く、空気が重く、ボールが飛ばない。 春のセンバツは、出場校が32校で、試合数が31試合であるのに対し、夏の甲子園は、出場校が49校で、試合数が48試合であるため、ホームランの機会が多い。
まとめ
今回は、春のセンバツで23年ぶりに本塁打0で優勝した健大高崎の快挙と、ここ3年のセンバツの本塁打数の推移について考えてみました。低反発の新基準バットの導入や他の要因により、センバツでは本塁打が減少する傾向にあります。また、春のセンバツは夏の甲子園に比べてホームランが少なくなる傾向にあります。
本塁打は、高校野球の魅力の一つですが、本塁打が少なくても、投手戦や守備力、走塁力など、高校野球には他にも見どころがたくさんあります。高校野球の魅力を感じるためには、本塁打だけにとらわれずに、様々な視点で試合を楽しむことが大切だと思います。
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