こんにちは、令和の星ブログの管理人です。今日は、近年、世界のIT業界において、米中間の対立が激化している。 特に、中国発の動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」をめぐっては、米国が安全保障上の理由で使用禁止や買収を迫り、中国が不当な圧力と反発するなど、激しい応酬が続いている。
この問題について、米国のバーンズ駐中国大使は14日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、中国政府の批判に反論した。 同大使は、中国の「政府高官が『Ｘ』というプラットフォームを使って米国を批判しているのは、この上なく皮肉なことだ」と述べ、中国政府は「自国民にＸを使う権利も、インスタグラムを使う権利も、フェイスブックを使う権利も、グーグルにアクセスする権利も与えていない」と指摘した。
同大使によれば、TikTokと先端半導体は米中対立の中心となっており、中国のテクノロジー分野での野心に対するバイデン政権の強硬姿勢をあらためて示している。 「例えばTikTokのような商業テクノロジーであれ、あるいはわれわれと競い合うため軍事技術に転用され得るテクノロージーであれ、テクノロジーはさまざまな意味で米中競争の中心となっている」と同大使は語った。
米下院は13日、TikTokの中国親会社が米国のTikTok事業を売却しない限り、米国内でTikTokを禁止する法案を可決。 上院が今後、米国人１億7000万人が利用する人気アプリの命運について審議する。
一方、中国の王毅外相は今月上旬、米国が中国に対し「当惑させる」レベルの貿易制限を課していると非難。 昨年11月の米中首脳会談での約束が守られていないとも批判したが、バーンズ大使はこれに対し「われわれはサンフランシスコで交わした約束を守ってきた」と主張した。 王外相はどんな約束が守られていないのか、具体例を示していない。
このように、TikTokを巡る米中の対立は、SNSを通じた情報戦や、世界の地政学リスクの象徴となっている。 しかし、TikTokだけが米国の目の敵にされているわけではない。 それで言うなら、AppleのiPhoneや、Macintosh。Macも中国で製造されていると聞く。IBMはThinkPadを中国のLenovoに売却した。 ハードではファーウェイが目の敵にされてるが、それ以外の中国製品も・・・
実は、米国はTikTok以外にも、多くの中国企業に対して制裁や制限を科している。 その中でも、最も注目されているのが、通信機器大手のファーウェイだ。 米国はファーウェイが中国政府との関係を利用してスパイ活動を行っていると疑い、同社の製品や技術の使用を禁止したり、同社の幹部を逮捕したりしている。 また、米国は同盟国に対しても、ファーウェイの5Gネットワーク機器を排除するように圧力をかけている。
ファーウェイはこれらの疑惑や制裁に対して、強く否定し、訴訟や反論を展開している。 同社は自社の透明性や信頼性を証明するために、決算書を公開したり、サイバーセキュリティセンターを開設したりしている7。 しかし、米国はこれらの努力を認めず、ファーウェイの排除を続けている。
このように、米国は中国のテクノロジー企業に対して、経済的、政治的、安全保障的な観点から、さまざまな手段で対抗している。 これは、米国が中国のテクノロジー分野での台頭に危機感を抱いていることの表れだと言えるだろう。 一方、中国は米国の対抗策に対して、自国の主権や利益を守ると主張し、反発している。 このように、TikTokをめぐる米中の応酬は、両国のテクノロジー戦争の一幕に過ぎないのかもしれない。
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