こんぴら2

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こんぴら2
























2022年11月25日7時04分

高松港沖

国際両備フェリー 

第十一こくさい丸 船上より撮影


高松港を出港していく

ジャンボフェリーのフェリー、

こんぴら2 です


高松港を出港すると小豆島・坂手港を経由し

神戸港へと向かいます


この日の

神戸港1時00分発の下り1便の「こんぴら2」で

高松港に来ましたが

下り1便は

早朝便という事で小豆島には寄港しない為

神戸から朝一で小豆島に向かう人は

一旦高松を経由して小豆島に向かいます


その為、自分と一緒に

神戸で乗船としたお客さんの一部も

本船に乗っている事でしょうね


普段であれば

ジャンボフェリーの方が出港が早く

並走する事は有りませんが

出港が少し遅れた事により

珍しい並走姿を見る事が出来ました


2022年10月22日に本船の代替となる

新造船「あおい」がデビューしましたが

姉妹船の「りつりん2」が

リニューアル工事に入った為

その代替として

12月17日まで引き続き運用されました


33年もの長きに渡りに運用された本船は

総航行距離は約655万km(地球約164周)、

利用客は516万人にもおよびます

また、本船の主機は

日本鋼管製のエンジンとして最長となる

21万2800時間運転という記録を作り

JFEエンジニアリングより

引退セレモニー時に表彰を受けました


神戸港のいつもの顔ぶれで

多くの人に愛されてきた本船ですが

一時は東南アジア方面での再活躍予定

とも報じられたものの

残念ながら再デビューとはならず

バングラデシュ・チッタゴンの解体場へ

ビーチングしました


二ッコリ笑顔のペイントのまま

バングラデシュに向かったので

バングラデシュの解体作業員も

ちょっとビックリした事でしょう


モンゴル船籍には変えられたものの

生まれたままの名前で

名誉のビーチングとなりました

33年間、本当にお疲れ様でした


こんぴら2


船種 フェリー

船籍 日本

所有者 加藤汽船

運用者 ジャンボフェリー

建造所 林兼船渠

母港 神戸港

姉妹船 りつりん2


信号符字 JJ3664

IMO番号 8909408

MMSI番号 431000457


経歴

起工 1989年6月

竣工 1989年12月

終航 2022年12月17日

最後

2023年2月20日~バングラデシュチッタゴンで解体


要目

総トン数 3,664トン

全長 115.91m

型幅 20.00m

型深さ 11.60m


デッキ数

上甲板上4層

(第1旅客甲板、第2旅客甲板、航海船橋甲板、羅針儀甲板)、

上甲板下2層(車両甲板、タンク等)


機関方式

ディーゼル主機関8PC2-6Lx2

(過給機付4サイクル8シリンダ)2基

推進器 固定ピッチプロペラ×2軸

出力 8,826キロワット(12,000PS)

航海速力 18.50ノット

旅客定員 475名


車両搭載数 8tトラック61台 乗用車38台