ぶーぶー なめがた文庫のおばちゃんの読書記録

 おばちゃんが子どもの頃、文庫化された本はそれだけで名作という
 称号をもらったような感じだった。

 それが昭和の後半になると、単行本の文庫化は当たり前になり、今
 やこの本のように文庫が先で単行本というかハードカバー版が後と
 いうようなことも起きている。

(図書館版)真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (teenに贈る文学 真夜中のパン屋さんシリーズ)/ポプラ社

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 シリーズ5冊一緒に単行本になった。
 図書館に受け入れ、いの一番に借りるのだからちと担当者としては
 たちが悪いかも。

 1巻は主な登場人物の紹介みたいな物語の流れ。
 途中からギアチェンジで、面白くなった。

 東京世田谷の三軒茶屋あたりにある真夜中に営業するパン屋に出入
 りする人たちが織りなす人情物語。
 といってもそれぞれが抱える物語は、和気あいあいでは済まない家
 族や人とのつながりが描かれる。

 読みやすいけど、ほろりや都会に生きる人々のいろいろな価値観が
 交錯する。

 ヒロインは自分を托卵をするカッコウの雛に例えて考える。母親は
 カッコウ。
 他人の巣に卵を置いてどこかにいってしまう。
 雛は忠実に自分を守るために、本来はその巣の卵を蹴散らして自分
 だけが生き残る。
 カッコウは本能に従っているだけだが、自分をカッコウの雛と置き
 換える人間の少女は・・・
 
ぶーぶー 以前小さい子向けに作ったお話ベンチを活用。
 新刊書のお披露目に使ってみた。
 図書館の出入り口より外に置いたので、さすがに目立ったよう。
  


 床に置いてあるのは本が入っていたケース。
 そのまま展示(鑑賞)にたえる美しいデザイン。
 今時のシリーズ本は、ただの段ボールに入ってくるわけではない。
 新刊の展示をする図書館担当者としては、ありがたいけど。