ぶーぶー なめがた文庫のおばちゃんの読書記録

久しぶりの浅田次郎作品
図書館から借りた。

この図書館は帯を取ってしまうので、表紙はかなり地味です。
中には内側に貼っておくところやファイルして綴っているところ
(これは不便、探してまで帯をみることはほとんどない)もある。

装丁は、やっぱり菊地信義。
この字体はね。
うふふ。

黒書院の六兵衛 (上)/日本経済新聞出版社

¥1,620
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時は幕末、後に「無血開城」と言われる江戸城明け渡しが決まった。

官軍の露払いを受け持ったのが御三家の筆頭、徳川尾張家。
徒組頭の加倉井隼人は、その先駆けを命じられる。

江戸城には幕臣がうようよ。
殺されても仕方がない。
中にだって入ったことすらないのに・・・・

江戸城を官軍に引き渡す役目?
隼人の戸惑いは置いておいて、城の中には難物が。

動かない男、御書院番士六兵衛。
じっと正座で、寝るのもそのまま。
勝安房守と西郷吉之助のふたりから、乱暴殺生は厳禁とのお達し。

しかも六兵衛は、本人ではないという。
家はそのまま、家来も、親に当たる人たちもそのまま。
妻と子どもと本人が、豆まきの日に誰にも知られず入れ替わった?

隼人の謎はふくらみ、説得はつづく。
誰もが偽物と分かっている黒書院の六兵衛に親しみを・・・

六兵衛の入れ替わりの訳を探る隼人を軸に、物語りは進む。

明らかになってくるのは、幕臣の窮乏、武士の矜持、江戸城のしきたり
表舞台の幕末の混乱に、庶民の暮らし、天朝様のお気の毒・・・

これって、井上ひさしの世界だよね。
浅田次郎って先入観で読むと外された気がするかもしれない。

上下巻になっているけど、読みやすい。
幕末頃の知識があると、もっと面白くなると思う。

読者も最期は、一言も台詞のない六兵衛が好きになっているかも。

ぶーぶー たくさんいただいた出荷できない人参。

梅雨の合間をぬって干している。
甘くなって美味しい。

間に合わないときは、途中から冷凍。  



生でいただくには固い大根も太めの千切りで、切り干し大根。

食べきれないトウモロコシは茹でて、冷凍。
一手間かけて茄子の冷凍もOK。