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作者は城山三郎。

背表紙だけ見ていたら幕末が舞台の作品とは気がつかなかった。

あれっ、馬が疾走している?

何だろうとページを繰っていったら、幕末の尾張藩の物語だった。

冬の派閥 (新潮文庫)/城山 三郎
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徳川御三家の筆頭尾張藩。

当主は久しぶり幕府からの押しつけ藩主ではなく血筋の慶勝だった。

慶勝は、徳川幕府最後の将軍慶喜とは従兄弟になる。


そして京都守護職であった会津藩主松平容保は弟。

また幕末会津藩と同じような道をたどる桑名藩藩主もまた慶勝の弟であった。

兄弟は尾張藩につながる高須藩という小さな藩のうまれであった。


水戸藩には大きな派閥抗争があった。

それが幕藩体制がなくなってからも人々の中暗い根を下ろす。

時代の転換はあまりに早く、そして慶喜は御身大切、代わり身の速い将軍だった。


尾張藩もまた二つの派閥を抱え、混乱の幕末を迎える。

隠居した病身の「ご老公」と呼ばれた元藩主は、時代に翻弄されつづける。


北海道八雲町は、明治になってから尾張藩の派閥の一部が開拓した町である。

後半は、厳しい環境で荒れ地を開墾する人々が描かれる。

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朝命とは、朝廷つまり天皇の名前で出された命令である。

しかし特に時代の転換期、朝命は権力を手に入れた人々に都合良く発せられた。


いろいろな幕末ものがあるが、ヒーロー達の物語ではないので気をつけて読んでいくと、尊皇攘夷、開国、公武合体、薩長の関係、大政奉還など歴史の流れがつかめる。


尾張藩が大藩であり、比較的豊かであたっため藩士を外に出して見聞を広めさせるといった人材育成に努めることをしてこなかった。

そこが長州や薩摩藩とは、大きく違ったところでもあった。

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ねこへび これは文庫のおばちゃんの家のムラサキシキブ。


あまがけさんのブログ

毎年実を見ると秋が来たなぁと感じるのに、花を見た覚えがない。

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