樹上のゆりかご 萩原規子:作 理論社:発行 2002年


× ハッシャバイ、ベイビイ、樹のてっぺん

   風が吹いたら、ゆりかご揺れる

   枝が折れたら、ゆりかご落ちる

赤ちゃん、ゆりかご、もろともに 

                -マザーグース

× 読み始めると同じ作家の作品が気になって。手伝いに行っている図書館でみつけたので、さっそく借りてきた。配架されていたの一般図書のコーナー。難しいのかな、昨日ぶらっと寄った大手の本屋でも「RDG」は一般書。でも「空色勾玉」の3部作は児童書のコーナーにあった。どれもれっきとしたヤングアダルト作品なのに。

× タイトルは「じゅじゅのゆりかご」と読む。いろいろな言葉があるんだなぁと思う。「ひめ」とあだ名される高2のヒロインはちょっと勉強が出来る。学校群制度のおかげで旧制高校の伝統を色濃く残す都立の進学校に振り分けられた。そこは涙が出るほど、特別活動というか生徒会活動がすばらしい学校で、上級生は下級生を指導しながら学校文化とも言える伝統をしっかり継承させている。その云々。

× ファンタジーではないので、荻原規子らしくない。主人公は世間知らずという意味の「ひめ」。舞台はあくまでも高校生活。「ひめ」も濃い高校生らしい生活の中で、成長していく。それが樹の上の・・・?

× ハードカバーではないが、装丁がうつくしい。作者がどんな高校生活を送ったのかは知らないが、高校生の感性で描かれるテーマはよくわかる。なにが?それは自分で読んでみて下さい。高校生にはおすすめ。

  

×写真はうちのトマトとパプリカ。二つは違う種類ですよ。我が家のできだと外からは区別がつきにくいのですが。