ブログを開けてくれた数があんまり少ないので、何が可哀想だかわからないが、そんな気持ちになって、さっき読み終わった本について書くことにした。
自分は学校は嫌いだったけど、夜の学校は好きでろくでもないことをした。先生に大声で呼ばれているにもかかわらず、大嫌っらいな校舎が水銀灯に浮かび上がってすごくきれいに見えたりして、面白かった。夜はいつもとちがう。通路も長い。
「ネバーランド」恩田 陸:作
宇野亜喜良:装丁 集英社:発行 2000年
さて、本題。物語の主人公は高校生。宇野亜喜良の表紙にあるような端正な男の子たち。それも一流進学校の松籟館なんてロマンチックな名前の寮に、冬休みだというのに残っている訳あり3人ともう1人。教師たちはめんどうらしく、酒、煙草と好きなようにやっている子どもたちとは絡まない。
はじめのうちは、あまり少年たちの特徴も見えてこず面白くなかったが、きっとそうかもしれない思えるようになった頃、ひとりひとりが輝き出す。少年たちの関係も自然発酵のように変わってくる。
賢い年齢相応の繊細な少年たちが、本当の自分を語るしかないゲームの中で話をする。ルールはひとつだけ嘘を混ぜること。あとは読んでのお楽しみ。
作者もあとがきの中で「学校も子供も好きではではないけれど、学園ものには思い入れある」と書いている。夜のしわざかもしれない。いつもを特別になってしまうことある。なんかいい音楽を聴いたような、どきっとする絵にであったような、ちょっとわすれられないひととき。それをいっしょにいた人間と共有するとわすれられない。
×× ゲリラ雨が多くて、田んぼがぬかるみ機械での稲刈りができずにいる。数日からっと晴れてくれるとありがたい。