この前の日曜日、吉祥寺に息子がつきあってくれたので、散歩に出かけた。といっても我が家からは車で1時間30分、息子の所からだって電車に乗っていくのであるから、一般的には散歩とはいわないかもしれない。
JR吉祥寺駅の東急側の裏ぐらいの位置に茶房武蔵野文庫というカレーの美味しい喫茶店がある。それも由緒あるという感じ、店内には古いものが品よく置かれ、井伏鱒二の書なども額に入れてかけてあった。使い込んだ木の椅子も座り心地がよく歴史を感じる店だった。
それもそのはずで早稲田文庫という伝説の喫茶店がもとになっている。早稲田大学のOBが昭和22年に大学のそばの自宅や蔵書を開放し、出版を目的に作ったので文庫と名乗ったらしい。出版の方は実現しなかったが、コーヒー1杯で一日いられるその場所は、学生には読書室であり、談話室であり、ときには大学の講義の会場にもなったりしたらしい。
奥には和室があったり、軒先でもお茶が飲めたり、その様子は五木寛之の「ソフィアの秋」や井伏鱒二の「友達座連中」に詳しい。といっても後者は読んでいないので、受け売り。
昭和59年に建物の老朽化と主人がなくなったことで、茶房早稲田文庫は店を閉じる。
子ども図書館も地域の人にとってそこに行けば、だれかいる。なにか刺激が受けらえるといった場所に成長してほしいと思っている。本と担当者だけでなく利用者同士が刺激し合える場所。必要なら食べ物があってもいいとも思う。
そのあと古本屋を巡り、「よりぬきサザエさん」を6冊購入。上質な漫画はよい刺激になっても害はない。1冊300円というのも気に入った。
写真は食べかけのカレー。かなり量が減っています。サラダなんかほとんどない。ごめんなさい。牛肉が柔らかく、じゃがいもほくほく、よく煮込んであってなかなかの味でした。ここはカレー屋っていうぐらいほとんどの人が昼時ではありましたが、カレーを注文していました。