久しぶりに読めたぁ~。しみじみといい本に出会えた。孫が生まれたばかりというのもナイスタイミング。
リンさんの小さな子 ![]()
フィリップ・クローデル:著 高橋 啓:訳
みすず書房:発行 2005年
やさしい表紙カバー、センスいい!って感じ。みすず書房の本は上品で装丁が好き。古本で買った。何店かで見たのできっと話題になった本だろうと思う。あとで読もうと取って置いたのをゆっくりと一気に読んだ。
物語の舞台は現代の大国の海に面した都会。難民になって故国を出るしかなくなリンさんとたまたまであった煙草好きの老人の物語。
ふたりは今ここにいるけれど、ここにいる自分を支えてくれる何かを共有している。だから言葉もほとんど通じないのに、切実に会いたいと思い合う。
あとがきで訳者が、この物語は何語で書かれていてもよかったとかいていたが、その通りだと思う。
平坦でやさしい言葉が並んでいる。
でも・・・。