とかげ 表題は俳句のつもりではではない。今回の語呂合わせ。あるいはお品書きといっっところ。

とかげ ばあちゃんというのは、ある意味楽なところがる。出産に関わることについては自分でも経験し、また育児にまつわる種々の問題とも年を経た分ゆっくりかまえることができる傾向にある。だからばあちゃんの意見にも耳を貸せというはなしではない。

とかげ だから、孫はかわいい。かわいいからその様子を俳句にしたくなる。でもすでに孫という言葉には、祖父母のゆるい思いがたくさん入っていて、句にするにはにっちもさっちもいかない。季語をつけてもテーマが孫にぴっぱられてしまう。そんなところからか、孫を題材にすると「これは、孫俳句だね」と言われてしまう。広がらないのである。

とかげ かつて女性の俳人がめずらしかったころ、彼女たちの俳句は十把一絡げに「台所俳句」といわれたそうだ。しかし、今女性の俳人にそんな失礼なことばをつけることはない。女性を尊重しなければといより、女性がたくさんのすぐれた句を作ってきたからだ。

とかげ 万緑の中吾子の歯生え初むる

とよんだ中村草田男といい俳人がいた。有名な一句である。そして「万緑」という言葉を季語に出世させたのである。自分の子どものことだから孫ではないが、子どもに材材を取った俳句をあえて「子俳句」とでもいえば、この句はさっさと俳句という表現の高みを極めた。

とかげ 孫俳句もばあちゃんパワーで、新境地が拓かれるかもしれない。身びいきなばあちゃんは、そうであってほしいとも思う。自分は作らないのですが。ホホホ。