鯉のぼり珠


 他の地方から移住してくると、当たり前だったことが地方によって違うことを実感させられる。そのひとつがこれ。名前を「鯉のぼり珠」といい鯉のぼりの矢車にあたる。

 竹細工で出来ていて、四方に下がった飾りが風のはずみで上下に動く。矢車のように風が強いと激しくまわるということはない。風がなくても動きを感じさせ、風があっても悠然とした感じだ。風のようすは鯉のぼり任せ、てっぺんは我関せずとどこかユーモラス。

 今ではこの地方の職人さんは75歳の方がお一人とか。そんなことを知ると、あれもこれもみんな、あのタウン誌に載っていた方かと、感慨を覚える。

 ポールは木を使う。親戚が持ってきたり、自分のうちの山から切り出したり、いろいろ。鯉のぼりは親戚が初節句を祝ってくれたもの。両側にこれでえもかというぐらいたくさん付いてのはさすがに減ってきたが、農村部の我が家の近くは、金属製のポールよりこのタイプが多い。

 古いものを使っているうちもある。飾りが何本か取れていたりするがそれも愛嬌。天気のようすをみながら、たくさんの大きな鯉のぼりを上げ下げするのは、大変な仕事。祖父母がやっているうちが多いよう。我が家も当たり前のように、舅にやってもらっていた。ありがたいことである。

 今、フルタイムの仕事と第二子の出産を控えた娘の里帰りで、パソコンの前に座る暇がない。コブハクチョウも赤ちゃんがうまれているのですけど、写真が撮れない。当分、ときどきになります。ごめんなさい。では、みなさんリフレッシュえきるGWを。