なぞの娘キャロライン

カニグズバーグ:作 小島希里:訳

岩波書店 2002年

黄色い花 一家には、娘を誘拐され、そのせいで母親が病気になり亡くなるという不幸な過去があった。でも今の家族は、新しい家族。なのに? そこへ行方不明になっていた娘キャロラインがすっかり大人になって帰ってくる。

黄色い花 妹のめんどうを見なければならないのが主人公のウイストン。運転手付きの車があったり、コックがいるような財産のある家なのに、妹は世間から隔離されていた。そして兄であるウイストンもその空気の中にどっぷりひたっていた。おかしいと感じながらも。

黄色い花 親が子どもに対して持っている感情は多くの場合、愛情なのだろう。でもそれはその人が生きる時代や文化や生育歴や目の前の人間関係や利害関係にも、かなり影響される。そんな常識みたないなことも、結構わきに置き去りにされて、母の愛は・・・みたいなことになってしまう落とし穴。なんといってもその被害者は子ども。

黄色い花 なにがいいたんだね、君は。って感じなのですが、児童書の棚においておくには惜しい!ということを伝えてたい。だから図書館にいって児童書の棚からエメラルドグリーン色の一冊を作品集から借り出して下さい。何重にも張り巡らされた伏線は、最後なって、章ごとの最初に載っている会話の主を納得させてくれます。おしまいまで読まないとわからないんだ。まったくと、怒りながら喜んでいる。


黄色い花 ただ今Wワーク。気持ちの余裕と体力がちょっと不足気味を実感中。わずかな金額のために扶養からぬけなくてはいけないし、また持ち帰り仕事になってしまいそう。不安です。