9つの銅貨
W・デ・ラ・メア:作 脇 明子:訳
福音館書店文庫 2005年
「子どものための物語集」から訳者が選んだ不思議なお話ばかり5作品。メアはイギリスを代表する詩人とか。活躍したのは20世紀前半。ちょっと昔の人です。
お話の舞台になったのは、イギリス。時代も場所もいろいろで共通しているのは、妖精とか魔物とか、かぐわしい香りとか音楽。主人たちも特別な人たちではありません。まぁ、ぐうたらだったり、夢見がちであったり、美人でなかったり、すごいけちんぼだったりはしますが、騎士やお姫様は出てきません。
とにかくメア・ワールド。ずんずん進むお話にいい気持ちでのっていくと、あれっ、終わり?なんてお話もあります。作者が伝えたかったのは、お話を楽しむことだったかもしれません。読んでいる間は、幸福な時間でした。
写真は、お話には関係ありません。私が好きな私の写真。蛙は何を見ているのやら。
