Tバック戦争

カニグズバーグ:作 小島希里:訳

岩波書店:発行


ハンバーガー 移動販売車の売り子さんがおしり丸出しのTバックをはいていたら、やっぱりそっちに買いに行くよね。工事現場や港で働く人たちは、外の空気をつまり息抜きをするために、弁当を持っていてもワゴン車に買い物に来るのだから。町は賛成・反対で2分されてしまいます。

ハンバーガー 主人公のクロエは、移動販売のおばさんの手伝いをいながらこのTバック戦争に巻き込まれていきます。自分が祈ったとことが間違った方向へ事態を進ませ、今や相棒ともいえる大好きなおばさんを困らせことになってしまうなんて、自己中な悩みをひとりでため込みながら。

ハンバーガー バーナテッドがおばさんの名前。彼女は反Tもなければ、Tバック賛成派でもありません。でもTバックは着ない、それだけ。バーナテッドがリスクを抱えながらも、自分を貫いた姿勢は、友達にいやなことを断れないクロエにも伝わるかも・・・。

ハンバーガー 1970年代を知っている人が読むと、さらにおもしろかもしれない。また忠実な犬が出てきます。それから魔女も。ルネッサンスも。えっ? でもいちばん大切なことは・・・。大人も子どもも、家族の話題にしてほしい作品です。