ドラゴンをさがせ
E・L・カニグズバーグ:作 小島希里:訳
岩波書店
←これパレットです。主人公のアンディーは、音楽の時間は図工しかやらない。描くものはドラゴン。ずっと何年間もドラゴン。相棒へのバレンタインのカードもドラゴン。相棒といっても近所のおばさんなんだけど。小学生とは変な組み合わせだね。
アンデイl-は本気で渋い探偵になりたいと思っている。だからそのための訓練なんかもかなり一生懸命やっている。わかってくれたのは、おばさんといっては失礼かな、家を借りている近所の主婦。二人は仲良し。でもアンディーはあくまでも探偵の助手として彼女を見ている。
持ち家じゃないと地区の住民としては暮らしにくい高級住宅地の二人。なんだか変な二人。アンディーが解決したいような事件は・・・。
体調が悪いときに読んだからか、前半がちょっとね、飽きてしまった。岩波の作品集のを読んだので解説がついていた。「思春期と嵐」と題され、書いたのは臨床心理の河合隼雄さん。西洋ではドラゴンは評判の悪い怪物で、英雄に退治される悪者なのだそうだ。そんなドラゴンを愛するアンディー少年。カニグズバーグは「いると生きづらいけど、いないと生きているのが言面白くなくなる、それがドラゴンだ」といっているとかとも書いてあった。