難民少年

作:ベンジャミン・ゼファニア  訳:金原瑞人・小川美紀  講談社 2002年


 作者は現代イギリスの詩人、小説は2作目とか。人権問題や動物愛護の活動でも知られた人らしい。

 お話しの舞台は、2000年のロンドン。主人公はエチオピアと国境を接するエリトリアの二つの国籍を持つ少年。しかし両国の間で戦争が始まると、少年は二つの国籍をなくし、どちらの国からも迫害を受ける。

 何もわからず少年が父親に置いて行かれてのは、イギリスのホテル。そこから人権団体が動き出す。たくさんの善意の人々に囲まれた少年。しかし両親は。

 最後に少年は「ぼくは乞食じゃない。ぼくは偽装難民なんかじゃない。ぼくの名前はアレム・ケロ。終わりじゃない。まだまだこれからだ」と。