かかしと召使い
作:フィリップ・プルマン 訳:金原瑞人 理論社 2006年
図書館の児童書のコーナーにあった1冊。きれいな装丁だったこともあったので、手に取った。それに「かかし」とあると何か気になる。どうしても冒険ものにつながる。それに召使いとくるのだからちょっと気になった。召使いは人間だから。その上、作者の紹介を読んでもっと気になった。「英国空軍の軍人であった父とともに、世界を旅し、子供時代の大半を船上で暮らす」とある。どんな子供時代だったのだろう。こちらの方がワクワクしたお話の始まりみたい。
「かかし」とくれば冒険物、そして「召使い」は人間。かかしを主人にするのは浮浪児だった。話はあっちへこっちへ飛びまくる。でも軸はぶれない。あとでもう一度大きな役目をする亡くなったかかしの主人の言葉。「自分の仕事をしっかり覚えておくんだぞ。自分のいるべき場所もだ。礼儀正しく、勇ましく、誇りを持て。思いやりをわすれるな。せいいっぱいがんばれ」
ナンセンス、ユーモア、たくさんの鳥たち、悪人、なにしろ脳みそがないとうことの代名詞のかかしが主人公なんだから、あまり難しいことは言わないで楽しんでください。
内容は小学生でも充分。字が小さいけどフリガナもあるから、がんばれ! 楽しいひとときを。
柿の実が美味しくなってきましたが、急に気温が下がりますね。皆さん、体調には気をつけて。ではまた。