映画が面白かったので、原作の小説も。




冒頭から…
映画より面白い!
映画は映画でとても良いんだけれど、映画観ないで小説読んだ方がよかったな。
小説→映画の順がいいと思う。



濃厚だった。映画にするにはたしかにここは削るよねってエピソードが沢山あった。ただ、そこが小説の面白いところだった。



少しずつ感じる違和感、少しずつ繋がる話。



映画は綺麗にまとまっていたし綺麗な話にわりとされていた。でも小説はもう少しドロドロだし、ミステリーサスペンスなので全容が見えないまま話がすすむ。映画化した脚本家さんと監督さんすごいな…。



ちょっと違うのは
夏原さん→聖心から外部受験で慶応のちゃんとお嬢様(これは欲しかったなと思った情報)
田向さん→実務は地味。
田中さん→映画と性格ちょっと違う
記者さん→映画と全然違う。


かな。



「男なんてみんなしょーもない。人間なんてみんな一緒。しょーもない」がテーマでした。



見方を変えたらみんなしょーもない。



小説のほうが絶望感溢れてるかな。

胸糞映画なのによかった!
いや良かった!
原作も読もう!!!



大学での「階級制」がリアル。
早慶の話なんだけれど、リアル。いるいるこういう人。ナチュラルに選民思考。全然悪気なく人を踏みつける。いるいる。この学校にはいる。



成り上がりたい大学入学組もリアル。いるいる、こういう人を踏み台や生贄にする人達。



リアルすぎるけど取材の成果?と思いつつも作者経歴調べたら早稲田出身だった。K大の友人もいるに違いない。



ストーリー的には胸糞だし救いもないし後味も悪いんだけど、よくまとまっていていい映画だった。羊達の沈黙とかセブンが好きな人は好きだと思う。


満島ひかり、妻夫木聡、槇島秀和、市川由依、松本若菜、松本まりか、中村倫也


と素晴らしい演技だった。



役的にも満島ひかりが全部もっていった感もあるんだけど、妻夫木聡も良かった。この二人といえば私的には悪人を思い出す。悪人もすごい良かったよね。



邦画サスペンスはチープに終わるものが多いから、これは当たりの作品だったなあ。
ここ最近あまり仲良くない人とばかり話していて価値観の違いにストレス過多だったんだけど、地元の友達と久しぶりに話したら回復した。



本当に感謝😭




なんか年齢を重ねるごとにライフステージも各々変わっていくから気軽に電話できる友達って減ってしまって、一から築く人間関係もちょっとまだ時間が必要だったりして、あんまり仲良くないけどなんとなく付き合いが長い暇な人と話したりしてると「あんまり仲良くならかったのには理由があるな…」って改めて思うほど、その人達とは価値観にズレがあって、話せば話すほどにストレスが溜まっていくかんじだったの。



やっぱりね、付き合いの長い気心の知れた友達じゃないとダメなことってある。



私が、お酒が嫌いだとか、努力しないで愚痴ばかり言う人が嫌いだとか、女の子を傷つける人は大嫌いだとか、元彼の現状なんてこれっぽっち知りたくないとか、そういうのを言わずともがなわかってくれてる安心感…ほっとする。



じもとも!さいこう!




あまりな子達はさておき、これから新しく仲良くなっていく子達も時間がかかってもそういう居心地のいい関係を築けたらいいなあ(スッキリしたので前向き笑)