☆変奏曲Ⅰ
「変奏曲」第Ⅰ弾(モーツァルト)
変奏曲という形式はある意味とても単純です。
ロンド形式やソナタ形式のように趣向を凝らすことはなく
主題を変奏し、ただ並べていくだけのもの
それ故にだらだらと並べるだけに終わってしまい、
つまらない失敗作
になることも多々
どの曲が○○○
とは言いませんが。
でも成功すれば
ロンド形式やソナタ形式などを超えるのではと思います。
変奏曲は主題が命
と考えるのが妥当ですが
全くその逆もあり得るのです。
大げさに言えば
何の変哲もないメロディに命
を吹き込むのですから
作曲家の腕の見せ所ですよね![]()
完成度の高い変奏曲は本当に素晴らしい
SIMPLE IS BEST
ですね。
ピアノ曲や管弦楽曲における変奏曲は多数存在します。
ほとんどが、○○の主題による変奏曲となっている。
またはこれに類似したタイトルがついている場合が多い。
とりわけモーツァルトはこの類のピアノ曲が非常に多い。
皆さんもよくご存知の曲
キラキラ星
の主題による変奏曲
曲のタイトルを知らない方でも
メロディ
を聴けば誰でも聞き覚えがあるでしょう。
今回はこの類のタイトルのついた曲を避け
ピアノソナタの中での変奏曲を聴きましょう![]()
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284「デュルニッツ」
第3楽章が主題と12の変奏からできています。
モーツァルトの変奏曲の中で
一番完成度の高いものではないでしょうか。
とってもシンフォニック
というか
交響曲をピアノ用に編曲したかのように規模が大きく
真ん中あたりの第7変奏、短調に転調することで
より一層この曲を輝かせています![]()
ところでモーツァルトの変奏曲
を聴いていると
蕾が花となって咲く瞬間
昆虫がさなぎから成虫になる瞬間や
枯れ木に芽が出て緑の葉をつけていく様子
など、自然の動きを感じずには居られない私ですが
皆さんも、デュルニッツ第3楽章で
豪華な装飾音を使って完成された変奏曲![]()
思う存分楽しんで下さいね![]()
タイトルとなっている「デュルニッツ」の由来は
デュルニッツ男爵に献呈されたからと
近年まで考えられていました。
しかし真相はと言うと
この曲だけが献呈されたのではなくて
ピアノソナタ第1番~第6番までの全6曲が
デュルニッツ男爵に献呈されたいた事が
明らかになったのです。
内田光子, モーツァルト

ギーゼキング(ワルター), モーツァルト
- ヘブラー(イングリット), モーツァルト
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
