今夜放送の映画を観る前に読んでおいたら、その素敵さは倍増するかもしれない。 | 雨垂れのブログ

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もちろん、映画を観なくても素敵な思いが心の中に広がるかもしれません。

ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」を作曲して唄っておられる木村弓さん。

そして、監督の宮崎駿さん、お二人の感性の素敵さに驚かされました。

インタビュー #2で木村さんは、
カオナシについて次の様に語られています

【悪行を働いたから何から何まで全部悪ではなく、誰だって良い面も抱えている可能性があるわけですよね。いろんな性質が混じり合っている。】

これから先のテレビワイドショーにはコメンテーターの出場が減るそうです。

「私は正義」と言わんばかりのコメントをする人々。

SNSで「正しいのは私」とばかりに他者を非難する人々。

世の中は白と黒に区分け出来ないグラデーションの世界。

人々の心の中もそうなのだ!と改めて気付く人が増えれば、もっと素敵な世の中に成るのかもしれない。

そんな思いや願いが、この映画には込められているのかなあ?と思いました。



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木村弓さんインタビュー #1
【“呼んでいる〜”『千と千尋』主題歌「いつも何度でも」誕生前夜、ボツになった“幻のジブリ作品”が…宮崎駿監督から届いた手紙「残念ながら挫折しました」 | 文春オンライン】
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001年)が1月7日に「金曜ロードショー」で放送される。エンディングに流れる主題歌「いつも何度でも」は、観た人それぞれの心に深い印象を残している。歌手の木村弓さんと、宮崎駿監督との手紙によるやり取りで「いつも何度でも」は生まれた。だが実は、『千と千尋』ではなく“幻のジブリ作品”の主題歌となるはずだったのだという。その知られざる経緯、歌の冒頭の「呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心踊る 夢を見たい」という忘れがたい歌詞が採用された“秘話”について伺った。(全3回の1回目/#2、#3に続く)
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◆『もののけ姫』から「いつも何度でも」が生まれた

【"いつも何度でも / 木村弓" を YouTube で見る】

――『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」は、木村さんが『もののけ姫』(1997年)をご覧になったことで生まれた曲だと聞いています。

木村 宮崎(駿)さんの作品が好きで、『風の谷のナウシカ』(1984年)から観ていました。「こんな透明感のある作品を作る方が日本にいるんだ」って、うれしい驚きがあったんですね。それで機会があるごとに宮崎監督の作品を観ていたんですけど、大ヒットした『もののけ姫』だけは公開から1年くらい経っても観なかったんです。人混みが大の苦手なもので、どうしても劇場に足を運ぶことを躊躇してしまって。

でも、米良(美一)さんが歌われた主題歌「もののけ姫」は聴いていて、よく私のコンサートでも演奏させていただいていたんです。その頃、すでに私は竪琴(たてごと)・ライアーで弾き語りをしていて、「歌っているからには映画を観ておかないといけないな」と思い立って、新宿の小さな劇場へ向かいました。公開されてから1年後でしたけど、それでも立ち見の状態でした。

――「いつも何度でも」が生まれるきっかけになった『もののけ姫』のどういうところに、木村さんは触発されたのでしょうか。

木村 宮崎さんの作品の物語は、いわゆる王道の“勧善懲悪”ではないと思うんです。善玉側のキャラクターも問題を抱えていたり、悪玉側のキャラクターにも共感できる部分があって、完全な悪とは思えないような描き方をしている。そういうところに感銘を受けました。

『もののけ姫』は人と人の対立、人と森の対立が大きなテーマでしたが、他者との戦いだけでなく、主人公アシタカ自身の中にある憎しみとの戦いも見つめることになります。つまり、憎しみが湧くと彼の腕が痛み出し、他人を苦しめることで自身の傷も深くなる。

シシ神が現れ、その光を浴びたことで癒やされますが、やはり痛みが伴うんですね。痛みを通して癒やされる描写も印象深くて。悪いところを取り出したら問題が解決するというような、どちらかというと西洋医学的な考えではなく、すべてがひとつの生命体としてつながっている。エンターテインメント作品でそういったことを前面に提示しているところが素晴らしいなと思いました。

◆「宮崎さんに伝えないと、手紙を書かないと」

――ある時木村さんは、ご自身が弾き語りする「もののけ姫」をテープに録音されたのですよね。

木村 そうなんです。その当時、私が行っていたのは小規模のコンサートでしたけど、集まる皆さんは「もののけ姫」の歌を喜んでくださっていました。アンコールで「もののけ姫」を歌おうと思っていたけど、歌わなかったステージがあったんですね。すると、ある友人が「残念、聴きたかった!」と言うので、「じゃあ、テープに録ってあげるね」と。

家でカセットテープに録音して、ちゃんと録れているか再生して聴いていたら、「宮崎さんが生みだすあのキャラクターたちに自分の歌で花を添えられたら……」という思いが急にこみ上げてきて、涙があふれ出したんですね。不思議な感じというか、自分でもこれはちょっと普通じゃないなと思いました。

その後も思いがずっと消えなくて、「宮崎さんに伝えないと、手紙を書かないと」って、いつまでも誰かに言われ続けているような感覚でした。ただ、手紙を書くって私には結構面倒なことだったんですね(笑)。それでも「伝えたい、書きたい」が一向に収まらなかったんです。
【次ページ「約10日後に宮崎監督から返事が」】

◆木村弓さんインタビュー #2
【「でも、映画に合いますか?」『千と千尋』主題歌の「いつも何度でも」に感じた一抹の不安…宮崎駿監督が吐露した「『静かにきけ!』と怒鳴りたい衝動に」 | 文春オンライン】

◆木村弓さんインタビュー #3
【上白石萌音は「涙が出そうになります」歌手・木村弓さんが明かす『千と千尋』“呼んでいる〜”主題歌の“魔力と難度”「もうちょっとキーが低いほうが…」 | 文春オンライン】