先日、患者様の診察中、はい、結構ですよ、とお顔を顕微鏡検査の台から離していただいた時のことでした。

先生まだ眼圧測ってなかったですけど、、、

と言われ、あらま、じゃあもう一度お顔を台にのせてください、といい、眼圧を測った瞬間デジャブのような感覚、

すでに先ほど測っていたことを思い出しました。

あれっ、さっきお測りしましたよね?カルテにも数値が記載していますわ!

(しかもたしか、口頭でもいくつとお伝えしたような、、、)

患者様もあれっそうだった、、、と思い出されたのか、すみませんと。

 

あまりにも速すぎて、ほんの一瞬の出来事があったのかなかったのかが、患者様も私でさえも、記憶にとどまらなかったのか、

なんか別次元にいっていたかのような、、そんな感じでした。

 

以前も患者様から、私が目薬をさすスピードがあまりにも一瞬のことだったので、何がおこったかわからなかった、とお聞きしたことがありました。

 

診察しているとき、別次元にいるような感覚というか、ほぼ無意識ですべてのことが一瞬で完結しているような感覚に、いつのころからかなっていたのでした。

 

時に、なんとなくいつもと違う、、この検査をしてみようという感覚が中から湧きあがることがあり、その検査をしてみますと、新たに何か変化がおこっていたりすることがあります。

特に訴えもないのに、何かを感じる

 

こういう状態は、ある程度までは、極めた といってもいいのかな、、、、

何度も何度お同じ行為を繰り返すことがそのような状態をつくる一助となったようです

 

1年間で同じ行為を数万回くりかえし行い、それを30年間つづければ意識しなくても自然にこういう状態になるのか、、、

手術の場合はその状態がわりと早くからきましたが、、

 


私の人生のなかで、一つ極められたかなぁ(さらに先はあるかと思いますが)と思えることができたかな😊

 

何万回のくりかえし、鍛錬ですね!