バチのしくみ

 

わたしはこれまでくり返し、

 

『神様がバチをあてるということはない』

 

と言ってきました。

 

なぜならば、そもそも神様というのは大多数の人が想像するような人間の姿かたちをした存在ではないので、人間の悪行に怒って罰をあたえるみたいなことはあるはずがないからです。

 

(本物の神様とはどのようなものなのかは、こちらのブログ【神は愛なり】の本当の意味とは?をご参照ください)

 

だから、なんらかの不幸にあったときもバチがあたったのではなく、ほとんどの場合、たんに真理にしたがわない人間が自分で自分の首を絞めているだけなのです。

 

 

【天につばする】

 

というのは、まさにそんなバチの原理を言いあらわした言葉ですね。

 

地球上ではモノは上から下にむかって落ちてくるという真理がありますが、それを無視して天に向かってつばを吐きかけたら、自分の顔にふりかかってきますよね。

 

 

前回や前々回のブログで言及した、

 

【毒となるものを食べたら身体を壊す】

 

という真理は小学生でも知っているものですが、多くの人が花粉症をはじめさまざまな病気になって苦しんでいるのも、けっして神様のバチではなく、自分で招いている災厄だということはもう理解していただいていることと思います。

 

 

これは病気だけに言えることではありません。

 

人生につきもののように思われている苦しみ、悲しみ、困難などの大半は、バチでもなんでもなく、じつは自分から引き寄せている不幸なのです。

 

そして、それらから逃れて完全なる幸せをつかむための智慧が真理ということになるのですが、ただ今回は、これまでの発言を撤回するようなことを言わせてもらいましょう。

 

『神様がバチをあてることはある』と。

 

 

うわー!これまでと正反対のことを言っちゃいましたね。

 

 

『ただでさえスピリチュアル系の人間はうさん臭いのが多いのに、こいつもやっぱりペテン師だったのか』

 

と思われたかもしれませんね。

 

 

まあでも今回もちゃんと真理にのっとった話をしていますので、本物の真理を知りたい方は最後まで読んでくださいね。

 

 

 

神様は本当にいる?

 

神様の居場所はどこかと問われたら、神社を思い浮かべる方がほとんどでしょう。

 

キリスト教信者の方は教会をイメージされるかもしれませんが、日本では少数派でしょうね。

 

まあ、どちらでも間違いではないのですが、じつは神様はもっともっといたるところにいるのです。

 

 

たとえば、あなたの身のまわりに、尊大な態度で自分の思いのままに好き勝手なことをしている人いませんか。

 

人を都合よくこき使ったり、見くだした態度をとったり、あたかも自分がこの世界の支配者であるかのごとくふるまっている人いませんか。

 

このような人たちは、『自分は神だ』と宣言するようなことこそありませんが、心の中ではそれと同等の人間だと思っているものなんですね。

 

 

まわりの人間からすると死神か疫病神でしかないわけですが、本人はそんなことはつゆほども思っておらず、『我こそは正義なり』とか思っているものです。

 

もちろん、ここまで極端な人は少数派かもしれませんが、真理を知らない人間の大半は

 

『自分こそこの世界でもっとも価値のある存在なんだ』とか、

 

『自分が決めることがすべて正しいんだ。だから自分の思いのままに生きてやる』

 

みたいに、やはり自分がこの世界の支配者であるかのように考えているものです。

 

『ナンバーワンではないけど、オンリーワンなんだ』みたいに。

 

 

ですから、神様(もどきというのが正確かもしれませんが)はそこら中にいっぱいいるのですね。

 

このような人たちも生きている間は、宗教の教祖にでもなってやろうという野心をもった人間以外は自分のことを神だとか、仏だとか、堂々と言うことはありませんが、死んで肉体を脱ぎすててしまうと、もうその本心が丸出しになってしまいます。

 

そして、実際は未浄化の低級霊として人間界にとどまっているだけにもかかわらず、自分が本物の神になったかのように錯覚してこの世に干渉しつづけるのです。

 

これが、ちまたに言われている神様の正体なのです。

 

 

よく霊能者の人が、神様のお告げを聞いたとか、自分は神の取り次ぎができるなどと言っていますが、あれもぜんぶ元人間の霊を神様とかん違いしているだけなんですね。

 

 

というわけで、世間一般に認識されている神様の正体がわかると、ご利益やバチのしくみも察しがついてこられたのではないでしょうか。

 

 

人間界で傍若無人にふるまっているような人でも、付け届けのひとつでももって行って『○○してくれませんか』などと頼みこむと『よっしゃ、よっしゃ』といって機嫌よく頼みごとを聞いてくれることはあるでしょう。

 

逆に、そんな人に対して気にいらないことを言ったり、したりすると、激昂して怒鳴ったり、暴力をふるってきたり、あるいは、立場を利用して嫌がらせをしてきたりするでしょう。

 

 

死ぬということは、たんに肉体という服を脱ぎすてるだけのことですから、自分は神だとかん違いしている未浄化の低級霊がそこらじゅうにうようよとさまよっているのです。

 

そして、そのなかでもかん違いもはなはだしい者は、神社仏閣に居すわっていたりするのです。

 

だから、神社仏閣に行ったりしたとき、そんな自称神様の逆鱗に触れるような行為をしたりすると事故や災難、病気など、不幸な目にあわされるということもあるのです。

 

 

どうですか。

 

『神様がバチをあてることもある』

 

という意味、わかっていただけたでしょうか。

 

このようなニセモノの神でもうまく利用すれば日常生活を助けてくれることもありますが、そのような助けはこの世での欲望を満たしてくれるだけのものであって、自分の霊性を向上させるような助けになることはありません。

 

そんなささいなご利益に対して、反感を買ってしまった場合の仕返し(バチ)はとても強力で取り返しのつかない災難になることも珍しくありません。

 

なので、安易にニセモノの神様に近づくことはやめたほうがいいでしょう。

 

 

 

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