師匠がいるわけでもなく
お笑い学校で、教えてもらった訳でもない
ネタの作り方をどうするか
藤代と2人でのネタ作りが始まった
ちなみに、やることの無くなったウドちゃんは、僕らの周りを衛星のように回っていた
藤代君と僕には共通のお笑いで好きなパターンがいくつかあった

「逆」
「バカ」
「言った矢先に」
言葉にするとこんな感じだ
例えば「逆」のパターンのネタだと
天
しかしウドちゃん、子供の頃は、Hな本買うときドキドキしたよね

ウド
そうだよね
、僕なんて恥ずかしいから買うときに
、僕なんて恥ずかしいから買うときにHな本とHな本の間に普通の本はさんで買ってましたよ

天
逆だろ

バレバレだよ

といった感じだ
「バカ」の場合は
天
最近もいろんな事件あるけど、ウドちゃんなんて、新聞とか読まないから知らないでしょ

ウド
また
、バカにしないでよ
、新聞は小学生の頃に全部読み終わりましたよ
、バカにしないでよ
、新聞は小学生の頃に全部読み終わりましたよ
天
バカかお前は

毎日出てるんだよ
と、質問に対して思いっきりバカで返すパターンだ
「言った矢先に」は
まさに、否定しといてからすぐそれをやるパターンだ
例えば
天
ウドちゃんてすぐにお母さんの話し するけど、実はマザコンじゃないの?
ウド
また
、やだなぁ、僕はマザコンなんかじゃないよ
ねぇ、母さんも言ってよ
、やだなぁ、僕はマザコンなんかじゃないよ
ねぇ、母さんも言ってよ天
やっぱりマザコンじゃねぇか

と、こんな好きなパターンを駆使しながら、
僕と藤代はダイナマイトショーへのネタを書き上げた
一方ウドちゃんは、僕達へのお茶のいれかたがうまくなっていた
よーし、これで、準備OK

ん?
や、ヤバイ
大事な事を、忘れてた
何?
あっ、

そうだ

コンビ名

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