昨年末の発表会のあと
ある生徒さんから
年明けに結婚するいとこに、演奏のプレゼントをしたい、という相談があり。
この数ヶ月はその生徒さんだけ
「もうすぐ発表会やで!」ぐらいの勢いの練習とレッスンを重ねてきました。
今日遂に演奏と、はなむけの言葉を録画をすることになりました。
生徒さんの演奏は、本当に素敵で
記念に残るとてもいい動画が出来上がったと思います。
提案からの選曲
譜読みから始まる練習
練習練習また練習の積み重ね
解釈しながら曲想をつけてゆく段階
「無理や」と自分で作った壁を何度も何度も登っては落ち、登っては落ちしながら
人前で弾く演奏を1曲仕上げるというのは
なかなか根気のいる地道な練習と自分との戦いです。
一人ひとりの、こうした1曲、1曲が完成して
まるで先生みたいに(先生なんだけどね)「はなまる」をつけるたびに
あまり見せないようにはしていますが
本当は私は感動で泣きそうになってます。
私は
「OK!ゴールはもっともっと先の見えないところや!(てかゴールなんてない)さぁ次!行くで!」
と笑いながら引っ張って行くポジションかなぁと、勝手に思っています。
でも今日、全員のレッスンが終わったあと
今日録音した生徒さんのことを想って、少し泣きました。
幼稚園の年少さんから通ってこられたこと。
年々どんどん難しい曲にチャレンジする成長を一番近くで見守ってきたこと。
そうして、いつしか
こんな、今日みたいな
私とは会ったこともない誰かの門出を
生徒さんが音楽でお祝いするという
そういうことに携わっている
そんな私の人生。
私はとても
幸せな仕事をさせていただいているなぁと
改めて思いました。