海に向かって八幡野港の左手は、伊雄山の溶岩岸壁が続く。
対面の城ケ崎・大室山溶岩流の岩壁と港を挟んで向き合っている。
溶岩岸壁は、港の突堤の倍ほど(海面から15~20m)の高さで、
対岸の城ケ崎岸壁と同じような崖を造っている。
岩壁の頂上は、訪れる釣り人用の駐車場がある。
突堤の横から駐車場までは石段がり、防波堤やマサキ(岩壁)の
釣り人用の通路だ。
石段を登り切ると、釣り場<雛壇>に降りる岩場にでる。
雛壇は、柱状節理の巨石柱が並び、絶好の釣り場だ。
伊雄山から流れ込んだ溶岩流が、少し傾いた<節理畳>を作っている。
最前列は、満潮時に海面のレベルになる。
<雛壇>の一角だけが、低い岩場で、その先は<マサキ>の断崖。
冬場は、地元のブダイ師が、この上からブダイ釣りの竿を出す。