マンションの伊豆急線路を挟んで向かいに、テニスコート
3面分ぐらいの空き地・荒れ地がある。
フェンスで囲われてはいるが、この地が開発されて、路線が
開通した70数年前からの空き地だ。
そのフェンスからはみ出して、舗装面まで小判草が
ビッシリと生えている。
この一角は、溶岩台地の原生林のまま、駅前道路と
伊豆急線の間をフェンスで囲ったようだ。
その原生林が、フェンスを越えて枝が伸び、葛の蔓が
繁茂していた。
数年前にナラ枯れの朽木や繁茂した古木を伐採し、
下草・葛の薮が整理された。
陽当りの良くなった空き地に、陽当たりを好む
小判草・つわぶき・のびる・ナツトウダイさらに
外来種のヒメヒオウギズイセン・タイワンユリまで生えてきた。
<植生の遷移>という現象があるが、原生林に間伐と下草刈り
の手が入って、この荒れ地に<2次遷移~3次遷移~>が始まった
ようだ。