草叢にコセンダングサが、繁茂している。

花の盛りを過ぎて、下枝の先には種を付け始めている。

 

子供の頃、田舎では、<泥棒草>と呼んでいた。

土手の草叢を分け入って、実り始めた畑のトマトやリンゴを

盗った証拠に、このセンダン草の実が、シャツやズボンに

くっつくからだ。

 

<道ならぬところに分け入って遊んだ証拠>に、

<泥棒草の実がくっついた>

=<いたずら小僧たちが、よそ様の畑に入って、

 果実を盗って食べた>という論理だ。

 

 

花を啄んでいるシジミチョウを撮って、家に帰って見ると

爺のズボンにも3つ4つ泥棒草の実が付いていた。

70年余の昔を思い出す草の実である。

草叢にシジミチョウ舞う日和かな