鮎壺の滝のあと、三島溶岩の右側(箱根側)の鮎止めの滝を見学した。

こちらを流れるのは、大場川である。左岸は三島溶岩、右岸は御殿場泥流・箱根火山の火砕流の土砂の

堆積層が露出して、この地の営みの歴史が見られる。

           御殿場岩屑なだれは、約2900年前の富士山東斜面の
           山体崩壊によるものである。

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ツアーの最後は、楽寿園や周囲の湧水群を見学した。もうこのツアーで2度目になるが、今回は溶岩流の

末端の挙動・表情を興味深く観察できた。

    ・固まった溶岩の上にさらに重なって段状に重なった溶岩(楽寿園)

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    ・表面が薄皮のように固まり、内部が流れる時に皺のように盛り上がる縄状溶岩
     (楽寿園)

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    ・固まった表面の溶岩が袋になって、盛り上がり大きな滴のようになった溶岩塚
     割狐塚稲荷神社は、その塚の上にあるが、湧水のある白滝公園にも小さな塚があった。

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数年前のツアーの折に説明があったが、三島溶岩の下を流れる湧水は自然の神秘である。

富士の湧水は「百年水」などと言われるが、「その比率は数%だろう。大半は10数年の間に湧出する」

ということだった。富士・愛鷹・箱根に降った雨が浸透し、地下水圧が上がると、自然のポンプが機能

して湧水となる。隙間だらけの溶岩や土石流の台地が、水を浸透させない粘土質の土壌のままだったら、

雨の度に大洪水となるが、、、、巨大な溶岩流や山体崩壊という災害が、降る雨の半分近くを溶岩流の

地下に貯めて、大洪水という災害を防いでいることになる。

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