宝永火口は、従来の富士山のイメージを変えた。
       優美な稜線の中に巨大で深遠な地球の歴史を隠さず残していた。
       雪に身を隠した優駿からは、時として邪魔者扱いされる傷が、
       むしろ誇らしげな砦にみえる。
       ・・・・これがあって 一層際立つ麗峰に見えてきた。

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       火口の縁に立つと巨大でカメラに収めきれない。

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       火口の底は、登山者をはるかに凌ぐ落石がごろごろしている。
       300年を経ても、まだバランスのとれない谷間である。
       鈴木先生が、噴火で飛び立ってラグビーボールのような形をした
       火山弾を拾い上げてみせてくれた。
       空気抵抗で飛び散った熔岩の溝、溶着したスコリアが付着している。

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       火口の縁には岩脈が露出している。
       富士山本体の内部構造の露頭である。

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        宝永山の表情は赤茶けている。
        噴火したマグマに押し上げられた古い富士山の露頭である。

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