安芸高田市 財政説明会
2023年10月22日
1:01:23
動画は1時間1分もある.でも忙しければ全部見る必要はない.
重要なのは最後の
17分間
だ.
44:50
以降を見ればよい.
石丸市長(当時)による市の財政説明講演のあと,
質疑応答で質問者が3名でた.順に,市外,市内、市外の方だ.
そこで見てほしいのは2番目・3番目の質問に対する回答だ.
特に2番目だ.
市内の男性の老人が震える方言で質問にでる.
このご老人ははっきり「石丸シンパ」である.石丸氏の市政に好意的な人である.
しかし,それに対する石丸氏の返答は切れ味鋭い.
この石丸シンパを愛情をもって突き放すのだ.
そこが見どころ.
短いので動画で確認してほしいがかいつまんで書くとこうだ.
市の財政が厳しいので健全化が必要だという石丸氏の主張に老人は賛成なのだが,そのうえで老人はこういう.
・石丸氏の考えをもっと市民らに(会場に来ている人たちだけでなく)広く分かるように伝えてほしい.
・若い人についていけない老いた市議会議員らにももっと話して分からせてほしい.
ここまでで50:00.
約5分間の老人の質問が終わると,会場から拍手が沸き起こる.
この拍手は老人の質問ないし要望に対してのものだ.石丸市長に対しての拍手ではない.
会場の多くの人たちがこのご老人に共感・賛同したという事だろう.
なみの市長なら
「はい分かりました。この考えをより広く訴えるように今後努力します」
こう言ってお茶をにごすだろう。市民の声をよく聴く市長として和やかに終わる寸法だ。
ところがだ!
石丸氏はこれをばっさり切り捨てる.
「知りません」
ははは.
これには老人はじめ会場のみんなは面を食らったかと思う.
石丸氏の言い分はこうだ.
日本にある1700ある全自治体の中で,ここまで丁寧に説明しているところは無い.
そのうえで理解していない市民がいる,理解していない議員がいる?
知りません.それは市長の責任ではありません.市長の立場で出来ることはやってきました.
あとは市民の多くが自分の事として気づくことだ.
そして(7年後に財政破綻をするという)非常事態宣言を出した山梨県の町の説明会を引き合いに出す.
会場には想定の4倍の町民がでてきて彼らが言うには
「謝罪はないのか」
石丸氏は「ああもう駄目だな.この期に及んで誰の町なんだ」こう思ったと話す.
続く
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