今回は私のポエムです.
少子化がすすむと
墓じまい
がすすむ.
その次は
市町村じまい
となる.
そして東京以外は県庁所在地しか残らなくなる.
東京都も多摩格差,23区格差
が大きくなる.
そして子育て世代は
東京都目黒区・中央区
しかいなくなる.
そもそもそこしか水道管は通っていない.
田舎は水道管補修も出来ず廃墟となった.電柱も倒れたままだ.
廃村の少数の生き残りは政府が指定する土地の施設へ移動した.
移動を拒否した極一部の人たちは国の公的サービスも全て放棄することになったので,その後どうなったかは国は調べていない.
野生動物に食われたらしいというブログニュースもあった.
そしてその先進区の子供たちも小中を出たら優秀な層から
高校はアジアの名門校,大学は米国アイビーリーグへ進み,その時代の一番条件の良い国へ迎えられる.
若者が少ないので若者間の激しい受験競争も無く奨学金貰って行ける.
文明がすすんで人物金の移動のコストが小さくなる
というのはそういうことだ.
日本には殆ど人はいない.とくに優秀な若者はいない.
残るのは
老人・障害者・病人・若者貧困層
だけとなる.
夕張市財政破綻後や2020年安芸高田市みたいに,
(一旦は世界一の先進国へ大学・就職で行った)若者が彗星のごとく
日本の東京都先進区へやってきて区長・都知事・首相をやったりするが,
その時はもうどうにもならない.1期でやめて先進国へ戻っていく.
やがて民衆の意識改革が起こり,出生率が高くなり,出生率2.07を超えて
人口増加へ向かう.
しかしその中心部はもはや日本ではない.その時代の世界一先進国の都市部だ.
若者がせいぜい日本の地方都市から東京大阪の都市部へ流れていた頃は,
優秀な若者が日本にとどまっていたおかげで,国の資金を地方へ回していたが,
老人・障害者・病人・若者貧困層
だけの国にもはやそんな力は無い.
一応,先進国の政府や機関から国際資金援助ということでいくらか資金は流れてくるが,微々たるものだ.
そこで日本の政府は若者が高校大学就職で国外に出ないようにいろいろ政策を練る.
しかし,子供を育てている親からすると,先進国へ行くだけの力がある子なら没落する母国へとどまるよりも
先進国へ出ることを勧める.子供本人もそれを願う.先進国からはキラキラ情報が流れてくる.
日本のメディアは老人向けばかりだ.
そして子供本人や親の先進国へ移住したいという意思と日本政府の日本にとどまってほしい政策
がぶつかる.
しかし,先進国の方がキラキラ情報と奨学金を流し,<人権・自由>を掲げてくる.
文化・思想の中心は時代の先進国が握るので,ローカルな田舎思想では到底言論の場で勝てない.
かくして若者で先進国へ動けるものはどんどん出ていくことになる.
そして
国じまい
の時代が来る.
もう彗星のようにやってくる優秀な若手政治家はいない.
先進国へ行った若者たちは老いた親たちを先進国へ引き寄せ,高度な介護・医療を施す.
もっともSNS等遠隔通信技術が進んでいるため,親子が離れて住んでいても老親のサポートは要介護3になるまでは先進国の子が(
遠隔のまま)何とかしてやれる.
日本にはもうまともな医師はいない.優秀な医師は金積まれても日本には来ない.医師らも寂れていく日本で子育てしたくないのだ.先進国へ行ってしまう.というか最初から日本の医大に行かないので日本でしか通用しない医師免許の取得者数は激減する.しかたないので先進国の医療免許保持者は日本国内でも通用するように法改正するが,それでも来てはくれない.
子供のいない老人は金を持っていてもどうにもならない.
警察も機能しなくなる.
かつて安芸高田市市議会や選挙でみられた光景が日本の国会でみられることになる.
そこまできて国民はようやく気が付くことになる.
子育てを犠牲にして稼いできた日本銀行券が意味ないことに気が付く.金積んでも医師はいないし警察も機能していない.事業を起こそうという者がいないのだ.跡継ぎがいなくて黒字倒産する企業がほとんどで,赤字倒産のほうが珍しい.
裁判をやるにしても裁判官のレベルも低いのだ.2020年代で言うならFランク大レベルの人材が最高裁の裁判官として判決文を書く.生成AIのコピペだ.2020年代で東大京大法学部に受かっていたレベルの若者はもはや日本の法律などは学ばない.先進国で先進国の法律を現地語で学ぶわけだ.
議員などをやっている国内で名士とされる老人たちもおしなべて無能だ.彼らと同世代で有能な人はもうとっくに日本を離れて先進国で活躍し暮らしているわけだ.有能な人の一部が日本へ帰って日本を救おうとしても大多数の無能な老人たちが阻止する構図が出来上がっている.
GDP世界ランキング2位,3位だった時代に日本国内の地域格差を問題視していたレベルとはまるで違うのだ.
子供のいない老人たちは,先進国へ行けなかった若者たち障害者たちの名義を金で買うことになる.名前だけでも養子になってもらうのだ.そうでもしなければ自分らの身の安全を守れない.一人はひと夫婦の養子にしかなれないので子の無い老人たちは競争だ.たまに一人が複数の夫婦の養子に重複してなる犯罪がニュースになる.重婚ならぬ重養子詐欺だ.死にそうな老人の養子となって亡くなったら別の老人の養子になって遺産を次々に貰って暮らす若者が出てくる.
そんな国じまいの時代,一番経済的に成功するビジネスは
宗教ビジネス
だ.少数の者が小金持ち老人たちを従えて富を蓄え国会議員となる.彼らが流す公金にありつくために方便として入信する者も多数出てくる.そうでなければ生きていけないのだ.
続く.
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