藤井聡太(21)(2002.7.19-)が八冠から陥落した。
本日6/20木曜 山梨県甲府市常磐ホテル
の叡王戦第5局で、先手の藤井が後手の伊藤匠(21)七段に負けて叡王タイトルを奪われた。

2023年10月11日水曜に藤井聡太(21)は
永瀬拓矢(30)(1992.9.5-)王座を獲得し、八冠を得た。
8ヶ月と9日間
つまり
253日間
八冠をもちこたえたわけだ。

羽生善治の場合

1996年2月14日水曜日、羽生善治(25)(1970.9.27-)が谷川浩司(33)(1962.4.6-)から王将位を奪い当時七つあったタイトルを全冠制覇した。
1996年7月30日火曜日、羽生(25)は三浦弘行(22)(1974.2.13-)に棋聖を奪われ七冠から陥落した。
全冠制覇は
5か月16日
つまり
167日間
だぅた。

藤井が八冠とった翌日2023.10.12
(過去記事2)では、藤井聡太が八冠制覇するのは、半年以上もつ確率は8割、
一年持つのは5割
とした。

(過去記事3)(2024.2.9)
では2026年11月まで8冠制覇する確率を五割とした。

レーティングを使って予想した。
イロレーティングについては(過去記事4)参照。

(過去記事2)の予想の方が近かったと言える。

 藤井と伊藤は同学年。藤井が小学3年生の時に全国小学生将棋大会の準決勝で負けて大泣きしたことは有名だ。その対戦の勝者が伊藤だった。藤井の方が先にプロ入りし全冠制覇した。そしてその全冠を崩したのは伊藤だった。

 本タイトル戦開幕までは伊藤は藤井に対し、0勝10敗1分だった。

 157手目で先手藤井が投了するが、AI評価値としては、130 手目までは先手やや優勢だった。それまでは互角か先手優勢で、後手有利な場面はなかった。AI的には131手目で評価値が378から-2140へふれた。先手やや優勢から後手勝勢に変わった。既に一分将棋に入っていた。そのまま終局まで進んだ。

(過去記事1)
(過去記事2)
(過去記事3)