しかし、神童でも、
20歳すぎればただの人の部類で、
勉強はそこまで伸びず。
英語は、時間をこなせば誰でもある程度できるようになる。
だってアメリカ人やイギリス人は全員英語が話せるわけで。
分かる.
語学はうちの末っ子のレベルになると母語でも習得遅いし,将来的にも話し方で残ることもあるけど,
それはレアケースで,
95%以上のケースでは母語は普通に習得できる.
もちろん論理性とか機知にとんだ発言とか,頭の良さは出てくるけれど,
TOEIC,TOEFLなど第二言語のテストの母語版で満点とって日常生活で支障ない程度には
95%以上はできる.
第二言語習得は囲碁将棋とおなじで
学習開始年齢と適性と学習時間
がかなりかかわってくると思う.
ただ学習開始年齢が早ければ早いほど母語の習得にはマイナスになるので一概には言えない.
第二言語習得にも適性はあると思うが,大多数,8割くらいの人に関して言えば,
言語習得スピードの問題であって,学習時間でカバーすることができれば何とかなっていく.(もちろん8割のうち努力できる能力があるのは半分で、実際に努力するのは1割未満が相場)
大学受験英語は国語力が入っているので純粋な英語力ではない.
難関私立中学受験で合格する人は算数と国語が得意で理科社会に努力することができる子だ.
算数が強いという事は多くの場合自閉スペクトラム的特性が強い.
その場合は第二言語習得に大きく適性を欠けるという場合がある.
自閉スペクトラム的特性はおうおうにして図形や記号など視覚優位であって音声的知覚が劣位であるからだ.
この手の子は,視覚優位性だけでなんとか大学受験英語をごまかしごまかし乗り切るか,
全くダメかの二つに分かれる.
難関私立中学で深海魚になる生徒は,このケース,つまり音声的知覚劣位で英語にまったくついていけず,視覚優位的特性を働かして試験をのりきるという器用さがない場合が多いと思う.
ただ視覚優位的特性を生かして大学受験英語をなんとか乗り切ることが出来たとしても,英会話ができるようになるためには大学入学以降で音声ツールを生かして大量のインプットを浴びるということを長期間続けなければならなくなる.
(過去記事1)でも書いたが,母親が自分の子供に対して教育虐待をしてしまうケースは悲惨だ.
多くの場合は父親が頭脳明晰で,そんなところにひかれた学歴コンプレックスをかかえた母親が教育虐待をする.
父親にしてみれば子供と自分とは地頭の差がはっきり違いが分かるので母親を止めるケースが多いのではないだろうか.
母親には分からない.自分は幼少期勉強しなかっただけで,夫の優秀な遺伝子を受け継いでいる子供が幼少期から特別な教育を受ければ夫のようになれると思ってしまう.そういう姿に憧れてきたわけだから.
韓国ドラマSKYキャッスル
と同じ世界になる.
本来,手段のはずであったはずの学習が,目的になってしまう.
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(過去記事1)