中国四千年のハゲ!ヤンヤン、静かに語る。―中国はなぜ統一したがるのか?―【COTEN RADIO 番外編 #16】

 

4年前の動画.今頃見た.

とても面白かった.

 

・中国のわいろの渡し方.

 賄賂を渡す方が,貰う方へ行き,何か(例えば灰皿)を褒める.

 すると次回はもらう側は,灰皿何百個と用意する.それを買い取る.

 

 なるほどね.

 映画バリーリンドン(1975)

でもあったと思うけど,

18世紀のヨーロッパ.賄賂を渡したい家へ行って,部屋に飾ってある絵画を褒めて高額で買い取る.一点物の絵画に値段の相場なんてないからね.

 

 他に私が聞いた話だと,日本で暴力団対策法(1992.3.1施行)が出来てみかじめ料が禁止されるようになってから,ヤクザがおしぼり業を営むようになったとか.おしぼりなら大抵の飲食店で使えて汎用性がある。

 

 バリーリンドンで思い出したけど,貴族が自分の息子や娘に楽器を習わせるっていうのは,それでリサイタルをして重要な客人を呼ぶためにある.有力者に呼ばれたら行かないわけにはいかない.そこで未婚の子に奇麗な服を着させてお披露目して,結婚相手を見つける.いきなりお見合いっていうと,うまくいかなかった時にその後の関係が気まずいけど,リサイタルに呼んだ呼ばれただけの関係ならお見合いよりずっと敷居が低い.

 だから歳食った庶民が音楽の技量だけ凄くてリサイタルやってても本来は意味が無いんだよね.音楽の技量なんてオマケであって本来の本質ではなかったから.

 

・中国の経営組織同士の喧嘩の仕方

 

 グループ同士で勢力争いをするとき,互いのグループで全員入り乱れた乱闘になっちゃうと被害が大きい.

 中世の武士とかでもそうだけど,互いのグループから代表者が名乗り出てきて,二人で一騎打ち.他はその二人の死闘を見守る.そしてその勝敗でグループの優劣が決まる.

 ここまでは前振り.

 

 で,今回のヤンヤンさんの話だけど,中国では飲み要員が各部署にいるそうだ.宴会で酒を飲む.酒が強い方が勝ちだ.酔いつぶれた方が負け.だから各部署は競って酒に強い者をそれだけのために確保することがその部署の勢力にとって重要となる.

 

 正確には上に挙げたサイトを見てください.

 ここで面白いのは,中世とか18世紀とか非行少年の話でなくて,現代の中国の実業界や政治の話,というところ.

 

 今思い出したけど,たしかブルースリーの香港映画

ドラゴン危機一髪(1971香港)

だったと思うけど,ブルースリーが製氷工場で工員として働くんだけど,工場長と喧嘩して勝つとリーが工場長になっちゃうんだよね.あれは笑えた.

 荒くれた肉体労働者らの職場って,そういうところあるんだよね.

 

 

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