(過去記事1)の
最後の(2)で紹介した
順位からT偏差値を出す方法
が便利で自分でもよく使うので,
今回はそれを再掲載し,さらに
z偏差値(学力偏差値)から順位(順率)を出す方法
も掲載する.
(z偏差値とT偏差値は結構差が出るときがあります特に30以下や70以上の場合.成績が正規分布という仮定が崩れるためです.その話はまた別記事で書きます.)
(1)z偏差値(学力偏差値)から順位(順率)を計算する方法
上のサイトへ行って,70-50の
70とあるところを,自分の調べたい偏差値の値で書き換える.
下の方の”結果”
のところに%表記で出る.
今のままだと,
2.27501...
と出ているが,それは,
成績分布が正規分布だと仮定した場合,
偏差値70以上は正規分布だと上位2.27501..%であることを示す.
70を50に書き換えれば50と出る.
(2)順位(順率)からT偏差値を出す方法
上のサイトへ行って,2*2.3の
2.3とあるところを
自分の調べたい順率(100*順位÷人数)で置き換える.
下の方の”結果”
のところに(平均50,標準偏差10の)偏差値がでる.
今のままだと,
69.953933...
と出ているが,それは,
成績分布が正規分布だと仮定した場合,
上位2.3%に対応する偏差値は69.953933...であることを示している.
2.3を50に置き換えると,偏差値は50と出る.
上位x%ではなく、下位y%で調べたい人は、
x =100-y
と変換して使用してください。
(補足)
ネットでも偏差値から順位を求める方法の質問があるのですが,回答者が一人しかいなく,へ正規分布表を見る方法でベストアンサーが出ています.
下のサイトに偏差値と順位の換算表があるので,大まかでよければそれで調べられます.
上に書いた(1)の方法だと,小数点以下の細かい数値まで簡単に出ます.
以前,こういう正確な計算をしてくれるサイトを見つけたのですが,今は見失ってしまったのでこのブログで書きました.
(過去記事1)で書いたように、(2)では、
順位だけでなく同点の人数も分かっているなら、
順位➗総人数
の代わりに
(順位-1+(同点者数/2))/総人数
とした方が、より正確です。
(過去記事1)