もう3年以上前の記事ですが,引用します.
2020年11月28日
茂木健一郎氏 中学受験で低年齢での入塾に懸念「人生がもったいないだけでなく、国家的な損失」
茂木健一郎氏はこの後も,塾・予備校業界を批判しています.
塾は無くなって良い.国として禁止してよい.
とのこと.
私はこの意見に賛成です.
これについてブロガーが反対意見を述べています.
『戦記』
2022年中学受験の反省録、その後
小5/雑考:古い脳みそ / “茂木健一郎氏 中学受験で低年齢での入塾に懸念「人生がもったいないだけでなく、国家的な損失」”
2020年11月29日
そこで戦記氏の意見としては,
>①低学年サピックス(小1~3)は、そもそも習い事の延長線上に過ぎない内容である。そもそも週1回ですし。
んー.そうですか.でも小4からはじめさせる罠になってますよね.ゲートウェイドラッグってやつですか.
>②高学年サピックス(小4~6)や令和時代の中学受験問題は、「単なるペーパーテスト」(=知識問題と言うニュアンスが強い)といった昭和時代の発想を超えた内容に進化している。嘘だと思ったら、キッズBeeやジュニア算数オリンピックの問題を解いてみることをお勧めします。
いや,しかしそんな算数の問題,全部AIが既に解けてるじゃないですか.単なるペーパーテストです.
>③好成績を取っている御家庭ほど、実体験や遊びの時間を確保している傾向が強い。なぜならば、実体験や遊びの経験が無いと、上記②に対応できないからです。
んー.でも小4から小学校へ行って,放課後塾に行っていたら,そんな体験をする時間がないですよね.体力的にも.やりたいときにやりたいことができない.
>・・・尚、令和時代の教育環境で最もまずい状態になっているのは、a) 親の経済的理由で学びの機会を得られていなかったり、
いや,今は本でもネットでも図書館でも勉強する気になればどこでも学びの機会はあります.
>b) 仮に経済的に問題が無くても家でだらだらとテレビゲームをやりタブレットでだらだらと動画を見るのが日常化している層だと思います。そちらの方が、「人生がもったいないだけでなく、国家的な損失」だと考えます。なにしろ、格差社会の温床になりますので。
いや,テレビゲームでもタブレットでも自分の好きなものをやっていますし,人それぞれ違う事をやっているから多様性としてはそれで良いと思います.子供はやりたい遊びをやりたい時にやりたいだけやらせるのが良いと思ってる.
受験勉強って,首都圏も関西圏も結局,同じような画一的なカリキュラムの勉強してますよね.そういう多様性の喪失がまずいと思うのです.
なんだったら,大阪の歴史だけを問う入試がある大阪の中学校,とか,プログラミングだけで入試やる学校とか,多様性があればまだ良いと思うんですよ.
英数国理社,
全部同じ内容.結局,時間やグーグル検索やChatGPTさえあれば満点取れる内容の問題.
中高3年とか6年とか通うために,そんな何年も画一的な受験勉強に大量の小学生たちが時間をとられるということが国家的損失.
格差社会の温床といいますが,格差をつくっているのは塾・予備校業界とその信奉者たち.偏差値とかいうレッテルを学校の生徒につけて格差をつけているわけです.そのレッテル自体がまっとうなものならよいが,
全国一律の国数理社とか英語とかの統一基準ラベル.
中学受験を勧めないと言うより,中学受験勉強を勧めないんだよね,私は.
私の知ってる子でも,
大手塾に小3冬から通ってて小6で最低辺クラスで,小学校の習熟度別クラスでも最低クラスの女子がいる。素行で問題児。
たぶんその子が行けるような偏差値30後半あたりの中学校なら,うちの長子でも塾も自習も全くなしで通常の学校の授業聞き,小6の年明けから過去問解くだけで合格しちゃうと思うんだよね.なんなら2科目入試で.
大人に強制されることなく自由に遊べて体験つめて変な失敗体験つまずに.
逆に末っ子は偏差値30の中学でも落ちると思う。どう準備しても。試験時間中独り言言わずに座っていられるか答案用紙に氏名を漢字で書けるか、そんなレベル。仮に受かっても1人で通学できるか分からない。
塾ってさ,多大な労力払ったうえで各学校の合格率を1.1倍にあげるとか(60%->66%),その程度の効果しかないのではないかしら.
塾行かなかった,勉強しなかった,でも受かった,というのが成功体験になることもあると思うんだよね.落ちたら落ちたで勉強してない以上大きな失敗体験でもないし.どうかな.
真偽はともかく親がおぜん立てするのは逆効果だとも思う(過去記事1).
私は日韓の受験文化もそうだけど、学校文化自体に否定的。むしろ公立中学進んで不登校でも良いと思うんだ。
これだけ中学受験勉強否定してるけど、むしろ塾だけ行って小学校不登校で睡眠時間たっぷりとっててそれがその子の自由意志なら、それは賛成。
まあ雑談でした.
(関連記事)
(過去記事1)