大阪の公立高校で定員割れが70校にもなった。

これは私立も含めて高校無償化になった影響が大きいという話。


私立の入試が先で、公立の入試が後なので、

いつもなら滑り止めの私立を受けておいて公立の本命校をうけ、公立が受かったら公立行くが、公立落ちたら私立行くという生徒が多かったろう。

 学費がたいして変わらないなら、入試日の早い私立に流れる傾向はあるだろう。


 高校無償化は親としては歓迎。

 だけど学校教職員らには厳しいだろう。公立も私立も。


 高校無償化は一見私立への追い風に見えるが、私立も大変だ。今はまでは、学費を生徒の家庭から直接受けて、都道府県などから資金援助が薄いからこそ、公立とは違った教育が許されてきた。

 しかし金銭的繋がりができれば、口も出される事になる。公立で出来なかったことは私立でも出来なくなってくるだろう。

 公立と私立に差がなくなってくる。

 私立が公立に近づいてくるんじゃなかろうか。


 そうしたら、むしろ無償化されていない県の私立高校に一人っ子が流れる事になるかもしれない。

 中高は短期間で偏差値が大きく変わるので、世代が少し違うだけでどこが名門校か感覚が違う。

 大学も学部が定期的に変わる。定員割れした大阪大学の学部学科もあるらしい。



 少子化で大学受験も高校受験も中学受験もやさしくなってきた。代ゼミなどは10年前から大学受験を切り捨てて入学受験にシフトしてきたが、今年は昨年よりも中学受験者数が減った(過去記事1)。

 教育ビジネスは終焉を迎えている。そもそも大学でずとも少子化で就活も競争易化している。



 雑感です。


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(過去記事1)