酒・たばこ・塾・株式投資・ギャンブル

これらは依存症になりやすい.

これらに

砂糖・カフェイン

を追加しても良い.

 

長期的に多額の金銭を費やす.

そして利益はすくなく,リスクは非常に大きい.

一度はじめたら抜け出しにくい.

 

愚かな人への税金

という人もいる.

 

でも愚かな大衆をだまして稼ぐ社会悪

ともとらえられる.

 上手に付き合うのは大変難しい,上手に付き合った挙句得られる利益は非常に微々たるものだ.

 

上の中でも塾・教育にたいするリスクは

金を払った大人ではなく被害は子供に及ぶ.

 

多様性を否定し,単一の目標で競わせ,ごく一部のものたち以外は敗者とし自己肯定感を下げる.その一部の成功した子供もさらなる競争へと駆り立てられ脱落するまで続く.多くの場合,私生活を犠牲にされ,不幸となる.

(過去記事1)で書いたハーバードメディカルスクールの研究につながる.

 

幸福になるために重要なこととは,自分と一緒にいる親密な人たち(特に父母や人生最後まで一緒にいる子や配偶者)との人間関係が最も重要で,それを名誉・収入・地位のために犠牲にしない

 

 私が塾・習い事に消極的な理由は,その業界に携わっている人々を人間的にあまり信用していないからというのも大きい.

 子供たくさん持って育てて人間的にも豊かで余裕があって,という人はなかなか少ないのではないだろうか.そういう人がいれば自分の子供らといっしょにいさせたい.(だいたい塾って13時ー22時23時勤務とかでしょ(+通勤時間),それ毎日やっていたら普通の家庭の時間持てないし自分の子供との接点なくなる.子育て経験してないのと同じ.)

 

 受験勉強か芸術・スポーツか何らかの”競技”で若い一時期に成功体験があって,それが人生のピークでそれ以降は満足のいく人生が送れていない,若いか独身か晩婚で子供がいないか少ないか,そんな人が自分の人生の穴を埋めるためか,または単純にお金のためか,何もわかってない純粋な子供ら相手に自分の過去の正当性を語って自己満足を得ている仕事.

 

 悪く言うと,私にはそう映るんだよね.

 

 学習塾講師・経営者なんかでも,受験勉強で成功した時が人生の最大の成功体験で,その後は独身だったり子供もいないとか非常に幼いとかで,多数の生徒を指導したということを実績として,受験指導のプロ・専門家として語っているのを聞くと,フンと思ってしまうんだよね.

 

 それはカーネマンが言う所の専門家ではない(過去記事2).

 偏差値いくつの人を何人中何人の割合でどの程度の期間で偏差値いくつまで上げたことがあるのか?あなたの指導を受けなかった人と比較した客観的データがあるのか?

 

 経験則が信じられる分野とあてにならない分野がある.

 教育の分野は全く当てにならない分野だ.

 (カーネマンの定義で)専門家は規則性を発見できる人のことをいうが,教育の分野はランダムネスが支配し,規則性などはない.

 これは投資の世界も同じ.

 

 でも,大衆って騙されちゃうんだよね.なんでなんだろう.

お金がかかることで多くの人がやっていることはきっと効果があるんだろう,

そう考えてしまい,自分もやりたくなってしまうのだろうか.

投資も同じだけど違うのは教育は子供にダイレクトに被害が及ぶ.

教育=学校教育=善

の時代はとっくに終わっている.

 

 メディアで語ってる教育評論家って,実績無いですよ.

子供らを幸福な老人にしたてあげたなんていう実績は誰も無い.

 

 塾経営者は子供の成績をあげた実績はない.塾経営のプロにすぎない.アルバイトを時給いくらかで働かせて,生徒に辞められず,新しい生徒がやってくるように営業する,そして利益をあげる.その仕事としてのプロ.

 夏期講習・春期講習で何人集めろそこから何%入塾させろチラシを配れ,塾講師は授業だけじゃなくて営業やその他の仕事も多い.つまるところは課金させることが長年経営の必要十分条件.

 

 偏差値60の子を70にあげる再現性のある教師力がもしもあるのであれば,そんなノウハウは一つの企業で情報独占せずに,世界的に発表してくれれば,ノーベル賞どころの騒ぎではない.永久不滅で歴史上名を遺す偉人になれるだろう.

 

 その能力があるなら,偏差値35の子を偏差値45にあげることだって可能性があるはずだ.

 

 

(過去記事1)

 

(過去記事2)