高須幹弥 医師のYouTube動画を見た.

 

7人に一人いると言われる境界知能についての動画.

 

7人に一人,14%ということはつまりはIQ84(偏差値39)以下を指しているのだろう.

 

結構高いな.

 

彼の思い出によると,小学校時代にはクラスに4-6人はいたはずで,仲良くしていた友達も今思えば境界知能の子がいた.ところが中高は進学校に行ったので周囲にそういう子はいなくなった.大学でもいなくて,医師になって患者と接するようになってから,再び境界知能の方と会う機会がでてきたという.

 

 そうなんだよね.先日(過去記事1)の映画6才でも書いたけど,

たいていの人は,交流級で会った種類の子とは,その時だけの関係で,その後は何の接点もなくなる.必要が無ければ.私もそうだし.私の時代は交流級も無かったので,支援級の存在は知っていたが面識のある支援級在籍生徒は一人もいなかった.私の周囲でも支援級の子と交流があると言う子は誰もいなかった.

 本田秀夫医師はインクルーシブ教育は発達障害児よりも定型児にとってメリットがあると話していた。そうだと思う。交流級もそうで、定型児にはメリットがある。しかし発達障害児にとっては、メリットもあるが虐めをうけるデメリットもある。

 学校には監視カメラもないし、教員不在の時間帯が必ず出来る。人権侵害の温床となり、それをコントロールする能力は今の学校にはない。それは虐めが広域で長期間発見されていることからも明らかだ。


 学校は目的ではなくて手段だ。成人期以降への良い影響を与えるための手段の一つだ。成人期以降、障害児はどんな人たちと関わり合いをもって暮らしていくのか。同年齢で高須医師のような方とは医師患者という以外の関係で付き合う事はないのではないだろうか。


 芸人エスパー伊東(63)が昨日亡くなった。生涯独身で、生きている親類は老人ホームの父だけだという。彼自身も入院していない時は老人ホームにいたと言う。そして彼の身元引受人は、芸人仲間のビトタケシ(60)だという。

 

 自分の末っ子がテレビ芸人になって一生を過ごす空想をしてみた。

 

 


(過去記事1)