https://ja.m.wikipedia.org/wiki/6才のボクが、大人になるまで%E3%80%82

 

 

映画を夫婦で観た。Amazonのプライムビデオでレンタル400円。

題名は、6才のボクが、大人になるまで。

2014年米国。

監督と脚本はリチャード・リンクレイター。

 

 

 

 

 

 

上のサイトで、史上最高の映画ベストとして、

一位 市民ケーン(1941)

二位 ゴッドファーザー(1972)

三位 裏窓(1954)

四位 カサブランカ(1943)

というそうそうたる名画に並んで五位にこの映画があげられていた。

 

 

 

 

 

私はこの同じ監督のビフォア三部作(1995,2004,2013)も観たことがある。面白かった。それぞれの間に九年あくが、脚本設定もちょうど二作目三作目は、一作目の9,18年後になっている。一作目の若い男女がそのまま演者ごと歳を重ねている。

9,18年後ともなると二人の関係性や問題点、周囲の環境も変わっていって、リアルで面白い。

 

 今回の映画6才のボクは、6-18才までの少年の12年間を描いているが、主人公の少年が本当に6才の時に撮影をはじめ、12年間かけて撮影している。演者の父母も姉もそのまま実際に12年歳をとる。

 

 面白かった。特に起承転結があってオチがあるとか、そういう映画ではない。

 映画評論家の宇多丸がこの映画を評して曰く、

人生に伏線も伏線回収も無い。

 

 12年間の間にいろんな人が出てきて消えていく。彼らのことをとても印象に残っていて今も気にかかっている。あの後彼らはどうしたのだろう。その後の人生にはかかわってこない。

 青春って、人生って、そういうものだよね。

 学校時代の友人も殆どは今どこでどうしているか知らない。私の今の人生を変えてくれた高校までの同級生はいない。

 でも小中高ってやけに仲間意識とか強要されていた。学校内の雰囲気がそうだった。

 クラス対抗の運動会とかリレーとか。朝練とかまでしてた。

 

 あれは意味なかったな。思い出としては残ってるんだけど、当時思っていたほど今の生活には影響していない。

 

 まああの時あの同級生と結婚していたら今の人生は変わってた。でも結婚しなかった。今はどう暮らしてるのか知らない。

 

 この映画で、知的障害児とかヤンキーとか父に虐待されてる父子家庭とか出てくるんだけど、みんな途中で消えていって、その後どうなったか分からない。

 主人公の少年の姉の友人にアジア人が出てくるくらいで、ほとんど白人どうしでつるんでて黒人とかヒスパニックとか出てこない。

 現実世界でも、交流級とかで交わっても、結局高校以上の人生では交わることないんだろうな。

 

(続き)