少し前のことです



脚本家のSさんの会見で

「この映画を書こうと思ったきっかけは?」

の質問に、





「日常の中に潜んでいるもの・・・

以前運転中、信号待ちで停まっていた時

信号が青に変わっても発進しない前車に

クラクションを鳴らした事があった


それは車椅子の方の横断を

待っていた事だったとわかり

クラクションを鳴らしてしまったことを

ずっと後悔していた」





ということを話していて

とても印象に残ったんですね









たぶん私なら

すまない事をしたけど

知らなかったから、仕方なかったと





その後悔の

落とし所を見つけて





今度は気をつけようと

学習に変えて、無かった事にしてた





申し訳ない事をしてしまった

恥ずかしい自分は消してしまいたい

という気持ちもはたらく





ずっと後悔していたというのは

消さずに心に残しているわけで





それが1つの「点」のように感じられて

この方には

沢山の点があるのじゃないかと思ったのです





解決しないそういった「点」が多いほど

心は豊かなのかも知れません





「点」には

ポジティブもネガティブもあって





案外惹かれるのは

ネガティブな部分だったりして

それが魅力につながっている気がします





そこにはどんな不快な気持ちも引き受ける

覚悟のようなものがあって

優しさと強さを感じるのです




ものわかりが良く

無かった事にすることもアリだけど





小さな「点」は

大きな波動になっていく可能性を

無限に秘めている




ということも心に留めておこうかなと

思うのです




ATSU🌸